台湾の高校生が熊本大学を訪問
令和8年7月9日、台湾の高校生24名が「熊本体験プログラム」の一環として熊本大学を訪問しました。本プログラムは、将来、日本の大学への進学や日本での就職を視野に入れている台湾の高校生を対象としたもので、文部科学省「専修学校の国際化推進事業」に採択された取組として、専修学校熊本壺溪塾が主催しました。本プログラムによる台湾の高校生の本学訪問は、令和8年2月に続き、今回で2回目となります。
一行はまず、五高記念館を訪問しました。明治時代に建てられた歴史ある教室で、熊本大学の沿革や教育・研究の特色、キャンパスでの学生生活、外国人留学生を対象とした入試制度について説明を受けました。高校生たちは説明に熱心に耳を傾け、将来の進学先を考える上で、本学についての理解を深めました。
続いて、国内の国立大学で唯一、総合的な爆発実験施設を有する熊本大学衝撃実験棟を見学しました。産業ナノマテリアル研究所の田中茂教授が、水中に沈めたリンゴを、爆薬によって発生させた衝撃波で瞬時に破砕する実験を行いました。田中教授からは、この技術が地震などの災害時にがれきの下に取り残された人を救助するための人道的な技術や、柑橘類の皮から精油を効率的に抽出する技術など、幅広い分野に応用されていることが紹介されました。迫力ある実験を間近で見た高校生たちは、最先端の研究成果が社会のさまざまな課題の解決に役立てられていることを学びました。
今回の訪問は、参加した高校生にとって日本の大学における学生生活や教育・研究環境に直接触れ、本学への理解を深める貴重な機会となりました。熊本大学は、今後も海外の若者に本学の教育・研究の魅力を伝えるとともに、世界各国から将来を担う若い人材を受け入れ、一人ひとりの学びと成長を支援してまいります。

熊本大学の概要を説明する教育・学生支援機構の平英雄准教授

産業ナノマテリアル研究所の田中茂教授の指導のもと、安全に管理された1グラムの爆薬試料を手に取って観察する高校生

衝撃波実験後のリンゴの感触を手で確かめ、衝撃波の影響を実感する高校生たち

五高記念館前での記念写真