外国人留学生指導教員の手引き

外国人留学生指導教員の手引き

 >> 「外国人留学生指導教員の手引き 含指導教員向けQA(生活編)」こちらからダウンロードできます。

 外国人留学生とは、外国籍を持ち、「出入国管理及び難民認定法」で定める「留学」の在留資格で在留する学生を指します。

【国費外国人留学生について】
 国費外国人留学生とは、日本政府(文部科学省)奨学金留学生を指し、本学では以下の身分で在学する学生を指します。

  1. 研究留学生として本学大学院の修士課程、博士課程に在学する者及びこれらに先立ち日本語等予備教育を受ける者
  2. 教員研修留学生として大学院に課程の修了を目的とせずに在学し、初等中等教育における指導方法等に関する研修を受ける者及びこれに先立ち日本語等予備教育を受ける者
  3. 学部留学生として大学の学部の課程に在学する者
  4. 日本語・日本文化研修留学生として、大学の学部に課程の修了を目的とせずに在学し、日本語能力及び日本事情・日本文化の理解を向上させるための研修を受ける者
  5. 日韓共同理工系学部留学生として、大学の理工系学部の課程に在学する者(2019年度入学者まで)
  6. 日韓共同高等教育留学生として、大学の学部及び大学院の課程に在学する者(2020年度以降の入学者)(予定)

1.国費外国人留学生の種類
  
国費外国人留学生は、以下の区分に分けられます。

○大使館推薦国費外国人留学生
1)研究留学生(大学院レベル)
   募集対象国の在外日本公館を通じて募集するもので、概ね3月から5月にかけて、翌年度の4月あるいは10月に渡日する留学生の募集が行われます。6月から8月にかけて第一次選考(書類審査、筆記試験、面接)が現地の在外日本公館で行われ、第一次選考に合格した大使館推薦国費外国人留学生候補者(以下、候補者)のみ、7月~8月にかけて入学を希望する大学へ入学許可書あるいは受入内諾書を得るための申請を行うことができます。
 本学では、7月に大使館推薦国費外国人留学生受入実施要領を本学公式ウェブサイトに掲載し、候補者への周知を行っています。
 本学における大使館推薦国費外国人留学生の受入内諾から4月渡日までのスケジュールは概ね次のとおりです。
(1)第一次選考に合格した候補者は、8月末までに本学へ大使館推薦国費留学生の申請書等、必要書類を添えて、メールあるいは郵送にて国際教育課へ受入内諾を依頼する。
(2)国際教育課より候補者の希望する教育部(研究科)へ受入内諾を依頼する。
(3)教育部(研究科)での審議を経た後、受入内諾書を国際教育課へ提出する。
(4)国際教育課より候補者へ受入内諾書を送付する。
(5)候補者は現地の在外日本公館へ受入内諾書を提出する。
(6)在外日本公館より外務省を通して文部科学省へ推薦する。
(7)文部科学省にて第二次選考を実施。
(8)文部科学省より本学へ正式に受入依頼がある。(12月頃)
(9)文部科学省より候補者へ採用通知を行う。(2月頃)
(10)4月あるいは10月渡日
*大使館推薦国費外国人留学生として入学した研究留学生は、日本語研修生として熊本大学大学教育統括管理運営機構附属多言語文化総合教育センター(以下、多言語文化総合教育センター)で6ヶ月間日本語予備教育を受けることができます。 

2)教員研修留学生
 外国(日本国以外)で教育に携わっている外国籍を持つ者を対象に、在外日本公館において、その年の10月に渡日する留学生の募集・選考が行われます。文部科学省より6~8月に配置予定大学に対して受け入れ依頼があり、その年の10月に渡日します。
 本学で受け入れる教員研修留学生は、10月に渡日後、多言語文化総合教育センターで行われる、6ヶ月間の日本語予備教育を経て、教育学研究科に研究生として1年間在籍することになっています。 

3)学部国費外国人留学生
 概ね前年の3月から5月にかけて、在外日本公館において翌年の4月に渡日する留学生の募集が行われます。5月から8月にかけて第一次選考が現地で行われ、9月下旬頃までに各大使館や総領事館から外務省を通じ文部科学省に推薦されます。
 合格者は東京外国語大学あるいは大阪大学で1年間の日本語予備教育を受けた後、入学を希望する大学の選考を経て学部1年次に入学し、4(6)年次まで在籍します。

4)日本語・日本文化研修留学生
 来日及び帰国時点で外国(日本国以外)の大学の学部に在学し,かつ日本語・日本文化に関する分野を専攻している者を対象に、海外の日本大使館等で募集・選考を行います。本学では10月に受入れ、熊本大学日本語・日本文化研修プログラムコースに約1年間所属します。
 また、本学と学生交流協定を締結している外国の大学正規課程に在籍する外国籍の学部学生の場合、大使館推薦に準じた資格及び条件で本学へ直接申し込むこともできますが、その場合は大使館との併願はできません。


○大学推薦国費外国人留学生

1)研究留学生(大学院レベル)
 主として大学間交流協定等に基づく大学から推薦された者を、日本の受入れ大学より文部科学省に大学推薦国費外国人留学生として推薦する制度で、新たに海外から、本学への留学を希望する留学生を対象に、12月中旬頃に募集通知し、学内選考の上、3月下旬までに文部科学省へ推薦します。6月までに採用が決定し、採用された留学生は10月に渡日します。

 大学推薦国費外国人留学生の推薦枠は以下のとおりです。
 (一般枠)4名程度(全教育部(研究科)対象)
     H30年度実績:6名推薦/6名採用
     H31(R1)年度実績:6名推薦/4名採用
     R2(2020)年度実績:3名推薦/3名採用

2)日本語・日本文化研修留学生
 日本語・日本文化に関する分野を専攻している者で、来日及び帰国時点で本学の大学間交流協定校の学部に在学し、在籍する大学から公式に推薦のあった留学生を対象に本学で募集・選考を行います。10月に渡日し、熊本大学日本語・日本文化研修プログラムコースに約1年間所属します。

〇 国内採用国費外国人留学生(研究留学生)
 日本の大学院正規課程に在籍する者及び進学予定の私費外国人留学生を対象に文部科学省に対して推薦を行うものです。
 概ね10月下旬~11月に学内募集を行い、学内選考の後に12月中旬に文部科学省へ推薦し、4月から国費外国人留学生として採用します。
 ※平成28年度から募集を停止しており、再開の目処は立っていません。

〇 日韓共同高等教育留学生交流事業による国費外国人留学生
 2019年に第2次事業(日韓共同理工系学部留学生)が終了し、2020年から新たに第3次事業が開始されることに伴い、対象を大学院まで拡大し理工系に限らない幅広い分野とするとともに、日本人学生と韓国人学生の相互交流とする。(第2次事業までは日韓共同理工系学部留学生として日本の大学において韓国人学生の受入れのみ)
 ※文科省からの各大学への受入依頼時期:大学院12月頃、学部6月頃を予定(詳細は未定)

〇 スーパーグローバル大学創成支援事業による国費外国人留学生(研究留学生又は学部留学生)
 スーパーグローバル大学創成支援事業により平成26年度より開始された制度です。本学の推薦枠は10名です。文科省からの募集通知を受け、部局へ通知します。部局からの推薦者に対し、学内選考の上、文科省へ推薦します。
 ※文科省からの各大学への募集時期:4月採用は12月、10月採用は4月

2.国費外国人留学生の奨学金支給期間延長について
 進学を希望する優秀な国費外国人留学生で、文部科学省が定める条件を満たす者は、奨学金支給期間を延長することができます。延長については厳しく審査されますので、特に「指導教員の意見書」には国費外国人留学生としての延長を推薦するにふさわしい人物であることを具体的に記す必要があります。
 奨学金の支給延長を希望する国費外国人留学生は、11月下旬から12月上旬にかけて部局の教務担当を通じて国際教育課へ申請することになっています。その後、学内選考の上、1月中旬に文部科学省へ推薦し、延長の可否については2月下旬~3月上旬頃に文部科学省より本学へ通知されることになっています。
 なお、大使館推薦による4月渡日国費外国人留学生が渡日後に入学試験を受験し、10月から正規課程へ入学を希望する場合は、4月中に国際教育課へ進学に伴う奨学金の支給期間の延長申請を行う必要があります。申請後は、学内選考の上、5月中旬に文部科学省へ推薦し、延長の可否は7月中旬頃に文部科学省より本学へ通知されます。
 平成28年度に進学する国費外国人留学生の延長申請より、学部から大学院の修士課程に進学する者及び大学院修士課程又は専門職学位課程から博士課程へ進学する者については、延長申請のあった者すべての延長を認めるのではなく、各大学及び文部科学省で審査を行い、特に優秀な者だと認められた場合に限定して認められるように制度変更が行われています。

〇 延長申請にかかる条件(申請可能な者)等
1)研究生から正規生(修士/博士課程)へ進学する場合
   非正規生の期間が予備教育期間を含め2年以内の者

2)修士課程から博士課程へ進学する場合
   研究留学生として採用された者で、修士課程で留年していない者

3)学部留学生から正規生(修士課程)へ進学する場合
   学部留学生として採用された者(医歯薬系学部(6年制)卒業見込みの者を除く)
*上記の他にも学業成績係数等による条件があります。

4)奨学金支給期間特別延長について
 1.大使館推薦により学部留学生に採用され、引き続き国費外国人留学生として修士課程に在籍している者、2.大使館推薦により高等専門学校留学生・専修学校留学生に採用され、引き続き国費外国人留学生として大学学部に在籍している者のうち特に優秀な者についても博士課程修了時までの奨学金支給期間延長申請が認められています。11月下旬から12月上旬にかけて学内募集し、1月中旬に文部科学省へ推薦します。

3.国費外国人留学生の転学について
    
国費外国人留学生の転科又は転学は原則として認められていません。ただし、留学生の専門分野等から判断し、転科又は転学することがやむを得ないと判断した場合にあっては、文部科学省との協議により、転科又は転学が認められる場合があります。

4.国費外国人留学生の奨学金について
    国費外国人留学生の奨学金月額
  ・研究留学生(大学院レベル)
   博士課程 145,000円
   修士課程 144,000円
   研  究  生 143,000円

  ・学部留学生(学部レベル) 117,000円

*国費外国人留学生が休学した場合は、休学期間中の奨学金は支給されません。また、長期にわたり欠席した場合にも奨学金は支給されません。
*奨学金額については、文部科学省により見直しが図られることがあります。

5.国費外国人留学生の在籍報告について
    国費外国人留学生は、毎月第1週までに在籍簿に署名し、在籍報告をしなければなりません。在籍報告後、その月の奨学金が支給されます。ただし、その月の1日から末日までに在籍報告ができない場合は、その月の奨学金は支給されません。帰国や学会出張などで在籍報告ができない場合は、必ず事前に国際教育課へ届け出るようご指導ください。

在籍報告の場所

文学部・法学部・教育学部・工学部・理学部
社会文化科学教育部
教育学研究科・自然科学教育部
日本語研修生(予備教育)
国際教育課
 (黒髪北キャンパス・全学教育棟A棟2F)
薬学部・薬学教育部 薬学部事務室(教務担当)
医学教育部 医学部事務室(教務担当)

6.国費外国人留学生に関する報告について
1)国費外国人留学生に係る学業成績及び出席状況等について
 毎年5月中旬までに、前年度の国費外国人留学生の学業成績及び出席状況等について所定の様式により文部科学省に報告しなければなりません。
2)国費外国人留学生が早期に卒業(又は修了)、休学、停学、退学その他により身分に変更のある場合には、指導教員の意見書を添えて学長より文部科学省に事前に報告しなければなりません。

7.国費外国人留学生の奨学金支給取り止めについて
    
国費外国人留学生が退学あるいは除籍となった場合、留年した場合、又は学業成績不良や停学等により標準修業年限内での卒業(若しくは修了)が不可能であることが確定した場合は、その時点(遅くとも当該年度末)で奨学金の支給が取り止めとなります。

(給与支給の停止)
1. 国費外国人留学生として誓約書に書いてある事項を守っていないことが判明したとき
2. 国費外国人留学生の申請書類に虚偽の記載があることが判明したとき
3. 大学において、退学若しくは除籍等の処分を受けたとき
4. 学業成績不良や停学等により留年したとき、又は標準修業年限内での卒業(若しくは修了)する見込みがないと判断されたとき
5. 日本語等予備教育施設における課程を修了できなかったとき
6. 留学の在留資格を他の在留資格に変更したとき
7. 支給される給与以外の奨学金(使途が研究費として特定されているものを除く。)の支給を受けたとき
8. 学長が国費外国人留学生として不適当であると判断したとき

【私費外国人留学生について】
1.受入について
 入試要項等については学生支援部入試課、各学部・研究科・教育部教務担当へお問い合わせください。
在留資格、留学生宿舎等については「指導教員向けQ&A(生活編)」を参照ください。また、詳しいことは、国際教育課または各地区の国際業務推進オフィサーへお問い合わせください。

2.奨学金・授業料免除について
 ●奨学金について
    私費外国人留学生が入学後に申請できる主な奨学金に、JASSO(日本学生支援機構)の「文部科学省外国人留学生学習奨励費」などがあります。その他にも各種奨学金がありますが、応募方法、募集時期は奨学金により変わります。奨学金の案内は各部局掲示板で通知しますので、必ず掲示板を確認するようご指導ください。
(例:文部科学省外国人留学生学習奨励費)
申込時期: 4月頃
応募資格: 大学院の正規生・研究生,学部の正規生として在籍する私費外国人留学生
奨  学  金: 月額 48,000円

 ●授業料免除について
    授業料免除の申し込みは学生生活課経済支援担当で受け付けています。授業料免除には,全額の免除と半額の免除があります。申込期間は毎年前期分については1月頃,後期分については7月頃です。詳しい日時は必ず学生生活課で確認するようご指導ください。
    なお、研究生・科目等履修生等の非正規生は授業料免除を申し込むことはできません。

政府派遣留学生について
 政府派遣留学生とは、外国政府奨学金を受給する留学生で、文部科学省を通じて本学に受け入れる留学生を指します。これらの留学生は、経費の負担面からみると、国費外国人留学生(日本政府奨学金留学生)ではないという意味から、「私費留学生」に位置付けられます。本学では、マレーシア政府派遣留学生、サウジアラビア政府派遣留学生の他、エジプト政府派遣留学生、インドネシア政府派遣留学生、ベトナム政府派遣留学生、オマーン政府派遣留学生で受け入れている留学生も政府派遣留学生として扱っています。

中国政府国家公派研究生項目について
 中国政府が優秀な大学院生を各国の有名大学へ奨学生として派遣する、「国家建設高水平大学公派研究生項目」による留学生で、本学では正規生または研究生として受入れています。
 国家公派研究生項目での受入実施については、以下のとおりとなっています。

1)募集要項について
   募集要項は、各教育部で10月から11月に作成し募集を行います。
   応募締切は、各教育部により異なりますので受入部局にご確認ください。
 (参考 医学教育部:1月下旬、薬学教育部:1月下旬、自然科学教育部2月上旬)

2)授業料等の取扱いについて
   本制度に基づく留学生の授業料・入学料・検定料については不徴収とする。

交換留学生について
 交換留学生とは、本学と学生交流協定を結んでいる海外の大学に在籍する学部学生、あるいは大学院生で、本学に1年以内の期間在籍する学生を指します。交換留学生は、大学間交流協定校あるいは部局間交流協定校から受け入れることになっています。
 学生の身分は、学部レベルにおいては単位互換を前提とした特別聴講学生として受入れ、大学院レベルにおいては特別聴講学生として受け入れる場合もありますが、主として研究活動を行う特別研究学生の身分で受け入れています。
 学部レベルの交換留学生は各学部に所属し、熊本大学短期留学制度で実施されている「短期留学コース」の修了要件に基づき履修します。
 8日以上1年以内の期間、留学生を受け入れるプログラムを実施される場合には、JASSO(日本学生支援機構)による海外留学支援制度(協定受入)奨学金へプログラム申請をすることができる場合があります。

*JASSO海外留学支援制度(協定受入)奨学金HP
http://www.jasso.go.jp/ryugaku/tantosha/study_j/short_term/index.html

*熊本大学短期留学制度HP
http://www.kumamoto-u.ac.jp/kokusaikouryuu/gaikokujinryuugakusei/kyouikuprogram

日本語教育について
 
多言語文化総合教育センターでは、日本語の学習経験がないゼロから1レベルの初級の講座や、中級・上級レベルの日本語クラスを開講しています。受講資格、コマ数など受講の制限があるものもありますが、本学のほとんどの日本語学習希望者に適切な日本語クラスが用意されています。
 日本語クラスのスケジュール等、詳細については、熊本大学公式ウェブサイト内「日本語を学びたい方へ」に掲載している『日本語クラス案内』をご覧ください。

●日本語研修コースについて
 大使館推薦国費外国人留学生(研究留学生)、教員研修留学生については、正規学生、研究生等として各部局に在籍する前に、日本語研修生として多言語文化総合教育センターに在籍し、入学前予備教育として6ヶ月間の集中的な日本語教育(日本語研修コース)を受けることができます。
 ※日韓共同高等教育留学生交流事業による国費外国人留学生については詳細未定。

注:本手引きに記載されている内容については、国の方針等により変更になる場合があります。

お問い合わせ

国際教育課

096-342-2103