第5回 Kumadai-Hub ポスターセッションを開催
11月26日、第5回 Kumadai-Hub ポスターセッションが熊本大学百周年記念館で開催されました。当日は、学内の教職員や学生に加え、企業、熊本県や熊本市の関係者、地域の高校生など、130名を超える参加者が集まりました。今回はインドネシアからの発表者も加わり、国際色豊かな、活気ある雰囲気の中で交流が行われました。
セッションの冒頭では、半自動ロボット技術を組み込んだ楽器による特別ライブ演奏が、熊本大学吹奏楽部の協力で披露されました。先端的な音楽ロボティクスを紹介するとともに、会場の空気を和らげ、参加者同士が交流しやすい雰囲気づくりにも一役買いました。
ポスター発表では、発表者がポスターの前で研究内容を直接説明し、さらに選抜された発表者による1分間のショートプレゼンも行われました。生命科学から社会科学、基礎研究から企業による応用技術まで、計28件の多彩なテーマが並び、学際的な意見交換が活発に行われました。また、卵の中で発生中のニワトリ胚の心臓や血管を顕微鏡で観察できる特別ブースも設置され、科学を身近に感じられる体験が提供されました。
熊本県、熊本市教育委員会からの支援に加え、Kumadai-Hub メンバー全員の尽力もあり、今年のポスターセッションはここ数年の中でも規模の大きい開催となりました。
2019年の設立以来、Kumadai-Hub は、所属や役職にとらわれず研究に携わる人々が自由に交流し、新しいアイデアを共有できる場づくりを目指して活動してきました。今後も分野横断的な融合を促し、共同研究へと発展する可能性を秘めた、開かれたプラットフォームとして機能していくことが期待されています。

半自動楽器ロボットの生演奏

1分間口頭発表

小川学長(左から2番目)とインドネシアからの3名の発表者

ニワトリ胚の観察ブース

ポスター発表

駐車場の「軽」表示に関する興味深い研究にちなみ、「K」ジェスチャーを見せるKumadai-Hubメンバー

ポスターセッションに参加する高校生

自由にコメントや意見を書ける付箋コーナー

集合写真