マンスフィールド財団との意見交換会を開催
熊本大学では米国のモーリーン・アンド・マイク・マンスフィールド財団(以下「マンスフィールド財団」)との協定に基づき連携プロジェクトを進めています。今回、その一環としてマンスフィールド財団と国際交流基金が共同で実施している「日米次世代パブリック・インテレクチュアル・ネットワーク・プログラム(U.S.-Japan Network for the Future)」ジャパン・スタディ・トリップ参加メンバーとの意見交換会を2025年6月12日に熊本大学にて開催しました。
意見交換会は、小川久雄学長による歓迎の挨拶から始まり、次いでマンスフィールド財団副理事長のサラ・ハリガー氏より今回の訪問受入に感謝の意が述べられるとともに、今回の訪問メンバーやプログラムの紹介がありました。
その後、本学半導体・デジタル研究教育機構の若林秀樹卓越教授より「ジオテク視点から見た半導体産業と九州:日本の半導体復活のための最大にして最後のチャンス」と題した講演が行われました。日本の半導体政策の歴史、九州・熊本の状況に関する説明に対し、日米の参加者からは多くの質問があり、高い関心が示されました。講演後のテーマに沿ったディスカッションでもまた活発な議論が交わされ、盛会のうちに終了しました。
サラ・ハリガー財団副理事長からの挨拶
参加者からの質問に答える若林卓越教授
意見交換の様子①
意見交換の様子②
6月14日には、同プログラム参加メンバーが、本学くまもと水循環・減災研究教育センターの教員らと人吉市を訪れ、令和2年7月豪雨での被害を受けた球磨川流域を実際に見学し、本学教員から被害状況や復興計画等について説明を受けました。その後、肥後銀行人吉支店で開催された説明会では、災害発生当時やその後の対応について、松岡隼人 人吉市長より熱意のこもったご説明があり、参加者からの質問が尽きないほどでした。
本学とマンスフォールド財団は、長年にわたり緊密な協力関係にあり、日本の大学では唯一、学内にマンスフィールド財団のリエゾンオフィスを設置し、マンスフィールド・フェローシップ・プログラムのフェローによる講義を通常の教育課程の中に組み込んでいます。本学はこれからも米国との連携関係を強化し、教育、研究および、地域のグローバル化に取り組んで参ります。
現地での説明の様子
参加者からの質問に答える松岡人吉市長
説明会の様子①
説明会の様子②
説明会の様子③
関連リンク:
マンスフィールド財団:https://mansfieldfdn.org/jp/
国際交流基金:https://www.jpf.go.jp/