檜山隆名誉教授(前IROAST研究機構長)にIEEEフェローの称号が授与されました

 国際先端科学技術研究機構(IROAST)の前研究機構長の檜山 隆 先生(熊本大学名誉教授)がIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers: 米国電気電子学会)からフェローの称号を授与しました。

 IEEEは人類社会の有益な技術確認に貢献する専門家組織で、世界160ヶ国40万人を超える会員が活動しています。フェローはその会員の中で最高級のグレードで、IEEEの指定する分野において非常に優れた資質と経験を有し、その分野で顕著な貢献をした人物に授与されます。フェロー審査委員会により業績等を極めて厳格な審査で選ぶ、毎年会員数の0.1%しか認定されない、たいへん栄誉ある表彰です。

 檜山先生は、長年にわたり、ルールベースシステム、ファジイ制御、ファジイ推論、人工ニューラルネットワーク、マルチエージェントシステムなどに代表される知識工学関連技術の適用による電力システムのインテリジェント化に向けた研究に取り組まれています。このような檜山先生の顕著な研究業績が認められ、フェローの称号が授与されました。

 併せて、IEEEにおける長年にわたる活動および貢献に対しLife Fellowの資格が与えられました。なお、檜山先生はAAIA(Asia-Pacific Artificial Intelligence Association: アジア太平洋人工知能協会)からもフェローの称号が授与されました。

 檜山先生より小川 久雄 学長に受賞の報告をし、以下の通り、このたびの受賞の感想と今後の抱負を語られました。

「この度IEEEよりフェローの称号を頂きましたこと、たいへん名誉なことだとありがたく思っています。これにより長年にわたり取り組んできた電力システムのインテリジェント化に向けた研究、すなわちルールベース、ファジイ推論、人工ニューラルネットワーク、マルチエージェントシステムなどに代表される知識工学関連技術の適用による電力システムのインテリジェント化に向けた研究が国際的に認められたことは非常に大きな喜びです。この場をお借りして、これまでの研究の中で協働していただいた数多くの研究者、技術者などのみなさんに深く感謝するとともに引き続きこの分野において何らかの貢献ができればうれしく思います。また、AAIAによるフェローの称号の授与もありがたく思っています。」

【関連情報】
IEEE Japan Council https://ieee-jp.org/kaiin/fellow/fellow24.html
AAIA  https://www.aaia-ai.org/fellows

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小川学長に受賞を報告

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(左から)高島和希 研究機構長(IROAST)、小川 学長、檜山 名誉教授、大谷 順 理事・副学長(研究・グローバル戦略

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自然科学系事務課 国際先端科学技術研究機構(IROAST)担当

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