アンモニアをクリーンで画期的な燃料に変える新しい触媒を開発

【ポイント】
    アンモニアはカーボンフリーな石油代替燃料として注目されています。
    燃えにくい性質のアンモニアを効率よく燃焼させ、有害ガスではなく窒素を生成する触媒を開発しました。
    地球温暖化対策と再生可能エネルギー高度利用社会構築に貢献します。

【概要説明】
 近年、アンモニア(NH3)は二酸化炭素(CO2)を排出しないカーボンフリーな燃料として注目されていますが、燃料として汎用的に使用されるためには燃焼生成物が窒素(N2)と水(H2O)のみであることに加えて、燃焼開始温度の低下が求められます。この度、熊本大学大学院先端科学研究部 町田正人教授研究室 日隈聡士助教らは、NH3を低温から燃焼させてN2を選択的に生成させる新しい触媒の開発に成功しました。本成果は、地球温暖化対策ならびに再生可能エネルギー高度利用社会構築に寄与することが期待できます。

 本研究は、科学技術振興機構 戦略創造研究推進事業(さきがけ)の支援を受けたもので、科学雑誌「Journal of Catalysis」に平成30年3月26日(月)掲載されました。

 本成果は、以下の『特許出願』と『査読論文』として報告しています。

【特許情報】
アンモニア燃焼触媒の製造方法、及びアンモニア触媒燃焼によって生成する熱の利用方法
特願2017-144621 (2017年7月26日)
発明者: 日隈 聡士、切通 咲彩、町田 正人
出願人: 熊本大学

【論文情報】
著者:    Satoshi Hinokuma,* Saaya Kiritoshi, Yusuke Kawabata, Kento Araki, Shun Matsuki, Tetsuya Sato, Masato Machida
*責任著者
論題:    Catalytic ammonia combustion properties and operando characterization of copper oxides supported on aluminum silicates and silicon oxides
雑誌:    Journal of Catalysis, Vol. 361, pp. 267–277, 2018.
DOI:    10.1016/j.jcat.2018.03.008
URL: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0021951718301052

【詳細】
プレスリリース本文 (PDF 919KB)

お問い合わせ
熊本大学大学院先端科学研究部
担当:日隈聡士
電話:096-342-3653
e-mail:hinokuma※kumamoto-u.ac.jp
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