国際混成デザインキャンプICDC2025が開催されました!

202589日から18日までの10日間、台湾・高雄市の国立高雄科技大学でInternational Capstone Design Camp & ContestICDC2025を開催しました。

 

ICDCは、新しい時代の国際的な連携によるものづくりに対応できる学生を育てるため、韓国・東亜大学校、台湾・国立高雄科技大学と協働で実施しているもので、各国20名、計60名の参加学生が、各国2名ずつ、計6名の国際混成グループ10チームに分かれ、その年のテーマに沿ってものづくりに取組むプログラムです。今年も5月のオンライン対面式を皮切りに、各チームSNSを通じて議論を重ねてアイデアを検討し、7月の企画書発表会、各国教員、技術職員、スタッフからの指導を経て、8月のキャンプ本番での対面による作品製作を迎えました。

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今年度のテーマは、“The interactive devices to enhance and energize a party event(パーティーイベントを盛り上げるインタラクティブデバイス)”。

途中、台風も直撃し、スケジュールが変更される中、各チームとも限られた時間内で全力を尽くして作品を製作しました。最終日には、英語による最終プレゼンテーションとデモンストレーションで、総合的な評価が行われました。

 

今年度の最優秀賞“Grand Prize”を獲得したのはGroup10の作品“SOCIAL TAG”。LEDライトを施したネームプレートのような製品で、プログラミングによる色分けで簡単な質疑応答をきっかけに会話を促すというもの。初対面の人が集まるパーティーでのアイスブレイクなどで会話のきっかけを作りイベントを盛り上げるという、まさにテーマに沿ったアイデアを実現した製品となっており、作品の完成度はもちろん、企画力やプレゼンテーション力を含め、高評価を受けました。

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参加した学生からは、「単にものを作るだけのプログラムではなく、自分の考え方やスキル、意思疎通のあり方を見つめなおす場となった。きっとこれからの学業やキャリアの支えになると思う。」「人生の中でもトップ5に入るくらい、濃密な時間とかけがえのない思い出になった。挑戦して本当に良かった。」「ただの旅行や語学留学では経験できないことをできる良い機会だった。」などの声が聞かれ、学内の学びだけでは得られない大きな刺激を受け、国を超えた友情を育み帰国しました。

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来年度のICDCは、韓国・東亜大学校で開催予定。また、今年12月には、ICDCに参加した国立高雄科技大学の学生12名が来熊し、ICDCでの学びを共有する事後活動が行われる予定で、ものづくりを通した国際交流はこれからも続きます。

 

※来年度の詳しい募集要項は、来年3月~4月ごろに発表予定。

お問い合わせ

自然科学系事務課 工学部附属グローバル人材基礎教育センター

096-342-3835