年齢・握力・ふくらはぎの太さから腎臓病患者の心臓血管病リスクを推測-筋肉量の減少を予測する「サルコペニアスコア」を腎臓病患者に応用-
【概要説明】
熊本大学医学部附属病院 循環器内科 辻田賢一 教授、熊本大学医学部附属病院 循環器内科 花谷信介特任助教(平成30年4月より天草地域医療センター 循環器内科 副部長)、熊本大学医学部附属病院 循環器内科 泉家康宏講師(平成30年4月より大阪市立大学大学院医学研究科 循環器内科学 准教授)らの研究グループは、筋肉量の減少(サルコペニア)を診断する簡単な検査を応用することで、慢性腎臓病患者の将来の心臓血管病発症リスクを予測できることを明らかにしました。
本研究は熊本大学医学部附属病院 循環器内科 花谷信介 特任助教、泉家康宏 講師らが、主に文部科学省科学研究費助成事業の支援を受けて行いました。本研究成果は「International Journal of Cardiology」オンライン版に平成30年4月10日(火)米国東部時間 に掲載されました。
【論文情報】
論文タイトル:Non-invasive Testing for Sarcopenia Predicts Future Cardiovascular Events in Patients with Chronic Kidney Disease
著者名( *責任著者): Shinsuke Hanatani, Yasuhiro Izumiya*, Yoshiro Onoue, Tomoko Tanaka, Masahiro Yamamoto, Toshifumi Ishida, Satoru Yamamura, Yuichi Kimura, Satoshi Araki, Yuichiro Arima, Taishi Nakamura, Koichiro Fujisue, Seiji Takashio, Daisuke Sueta, Kenji Sakamoto, Eiichiro Yamamoto, Sunao Kojima, Koichi Kaikita, Kenichi Tsujita
掲載雑誌:International Journal of Cardiology
DOI:10.1016/j.ijcard.2018.03.064
URL: http://www.internationaljournalofcardiology.com/article/S0167-5273(17)36483-5/fulltext
掲載雑誌:Journal of the American College of Cardiology
DOI:10.1016/S0735-1097(18)32412-4
URL: http://www.onlinejacc.org/content/71/11_Supplement/A1871
【詳細】
プレスリリース本文(PDF518KB)
大阪市立大学大学院医学研究科
循環器内科学
担当:准教授 泉家康宏
(いずみややすひろ)
電話:06-6645-3801
e-mail:izumiya.yasuhiro※med.osaka-cu.ac.jp
天草地域医療センター 循環器内科
担当:副部長 花谷信介
(はなたにしんすけ)
電話:0969-24-4111
e-mail:s-hanata※kumamoto-u.ac.jp
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