寄附講座「造血幹細胞工学寄附講座」を設置しました

  一般財団法人化学及血清療法研究所のご寄附により、熊本大学国際先端医学研究機構(IRCMS)内に、寄附講座「造血幹細胞工学寄附講座」を平成31年4月1日に設置しました。
 本寄附講座では、造血幹細胞の試験管内での維持、増幅を可能とする基礎研究を行うとともに、造血幹細胞を免疫不全症や血液疾患の遺伝子治療の標的細胞とし、遺伝子導入技術の確立から臨床応用に向けて橋渡し的研究を行う予定です。
 先天性血液疾患や代謝疾患に対する治療戦略の一つとして造血幹細胞移植がありますが、ドナーの不足が深刻な問題となっています。造血幹細胞の試験管内増幅を可能にすることは解決策の一つです。また、先天性の免疫不全症や血液疾患および一部の代謝疾患は、遺伝子治療により完治することが示されています。造血幹細胞を使った遺伝子治療は有望な治療法の一つと言えます。
 本寄附講座では、遺伝子治療の標的細胞である造血幹細胞の試験管内維持及び増幅を可能とする基礎研究を行うとともに、造血幹細胞への新たな遺伝子導入技術の確立から臨床応用に向けた橋渡し的研究開発を行います。
 本寄附講座の設置により、遺伝子治療の研究分野が拡充され、IRCMSの先端性、学際性を活かし、海外研究拠点との国際的な研究交流を通じて、基礎と臨床を橋渡しする若手人材の育成が期待されます。
 本寄附講座は5年間の設置を予定しており、一般財団法人化学及血清療法研究所より年間2500万円、総額1億2500万円の寄附が実施される予定です。

お問い合わせ

熊本大学国際先端医学研究機構(担当:滝澤)

096-373-6879