生命資源研究・支援センターが第11回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード2022)の『文部科学大臣賞』を受賞

生命資源研究・支援センターが、第11回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード2022)の『文部科学大臣賞』を受賞しました。

本事業は、地域産業の振興・活性化を促進することを目的に、地域特性に応じて、新事業・新産業を創出するための地域産業支援に係る優れた取組(地域産業支援プログラム)を表彰するものとして、一般財団法人日本立地センター及び全国イノベーション推進機関ネットワークにより創設されているものです。

今回、受賞対象となったプログラム名は、「世界のゲノム科学を支援するゲノム編集動物に関する基盤技術開発の地域連携」です。

生命資源研究・支援センターでは、病気の研究や治療法の開発に最も使用されるゲノム編集動物である遺伝子改変マウスに着目し、遺伝子改変マウスに関する独自の技術を活用して、実験動物の共同利用施設である動物資源開発研究施設(CARD)を運営しています。同センターでは、遺伝子改変マウスの作製、保存、供給を行うマウスバンク事業を行い、本事業に関わる生殖工学、遺伝子工学、微生物学的統御、実験動物の飼養管理、バイオリソースの授受等に関する職員を雇用し、様々な専門技術者を育成してきました。現在、同センターで開発した生殖工学技術は、国内外の大学、研究機関、企業等に導入され、世界のゲノム科学を支える基盤技術になっております。国内外の研究機関と連携して開発した基盤技術は、特許取得後、地域企業に技術を導出し、国内及び海外で生殖工学試薬として活用されており、地域事業創出にも貢献しています。

上記の活動が、大学や高専等の地域貢献のための産学官連携における優れた取組として評価を頂きました。

2022年614()に「TKPガーデンシティ御茶ノ水」(東京都千代田区)にて表彰式が開催されます。

11回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード20223大臣賞(経済産業、文部科学、農林水産)ほか受賞事業について

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生命科学先端研究事務課 センター事務チーム 総務担当

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