リジン脱メチル化酵素LSD1が肝細胞がんのエネルギー代謝を変換する―がんの代謝特性と新しい治療法の解明―
熊本大学発生医学研究所(中尾光善所長)は、リジン脱メチル化酵素LSD1が肝細胞がんのエネルギー代謝を変換する仕組みを新たに解明しました。
本研究成果は、文部科学省の科学研究費補助金・新学術領域研究「転写代謝システム」、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(CREST)「エピゲノム研究に基づく診断・治療へ向けた新技術の創出」、発生医学研究所の文部科学省「発生医学の共同研究拠点」事業の支援を受けて、科学雑誌「Cancer Research」オンライン版に2月3日に掲載されました。
(URL:
http://cancerres.aacrjournals.org/content/early/2015/02/03/0008-5472.CAN-14-1560.abstract
)
この成果は、現代人にとって大きな脅威である「がん」の代謝特性と新しい治療法の開発につながるものです。発生医学研究所細胞医学分野の坂元顕久研究員、日野信次朗助教、中尾光善教授らが、国立がん研究センター研究所の金井弥栄分野長、尾島英知研究員、鹿児島大学の有田和徳教授との共同研究で行ったものです。
詳細:
プレスリリース本文
(PDF 299KB)
熊本大学発生医学研究所
細胞医学分野
担当:
教授 中尾 光善(なかお みつよし)
助教 日野 信次朗(ひの しんじろう)
電話/Fax:
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