「熊本大学で行う菊池恵楓園絵画クラブ金陽会作品展 2026」を開催します
event_available 日時: 2026年10月30日 9時0分 から 2026年11月9日 17時0分 まで
熊本大学の大学祭のシーズンにあわせて、くすの木会館で「熊本大学で行う菊池恵楓園絵画クラブ金陽会作品展 2026」を開催いたします。
皆さんはハンセン病問題を知っていますか。令和元年から続いたコロナ禍を乗り越えた私たちは、病気に対する根拠のない偏見が、人々の平穏な暮らしを容易に破壊してしまうことを身をもって知りました。ハンセン病問題は、まさに、そのような偏見が生み出した制度的差別の歴史だったのです。
1907年に「癩予防ニ関スル件」が制定され、戦後の1953年に「らい予防法」と改称され、1996年に法が廃止されるまで患者の隔離は続きました。科学技術が進歩した1990年代になっても隔離が続いた背景には、ハンセン病は確実に治る病気であるという医学的事実や特効薬である「プロミン」の存在など医学の常識が十分に浸透していなかったという問題がありました。根拠のない偏見が入所者の平穏な暮らしを奪っていたのです。
今回の展示では、国立療養所菊池恵楓園絵画クラブ「金陽会」の作品を通じて、「知らない」ということを知り、差別の中で人間らしい生活を取り戻そうとした入所者の人生の証しに触れていただけたらと願っています。
「金陽会」は1953年に発足した菊池恵楓園の入所者の絵画クラブです。当初は活動日である金曜日にちなみ「金曜会」と呼ばれていましたが、後に、「陽」の字に改め、明るく前向きな活動を願って現在の名称となりました。多い時には30人以上が参加し、郷里の風景、園内の日常、動物、人物、叶わなかった願いなど、独創的なモチーフによる作品が数多く生み出されました。しかし、現在は高齢化が進み、亡くなった方の作品が処分されるなど、ハンセン病の歴史を伝える貴重な記憶遺産が消失しつつある状況にあります。
保存活動により、これまで950点の作品が確認され保管されています。そして、今も、97歳の吉山安彦さんが現役で絵を描き続けています。金陽会の絵画は「光の絵画」と呼ばれ、NHKの日曜美術館(2019年)や西日本文化賞(2024年)受賞と、芸術性と表現力が高く評価されています。絵画が放つ「光」の力を、ぜひ会場で感じてください。
皆様のお越しを楽しみにしております。
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日時 |
2026年10月30日(金)~11月9日(月) 9:00~17:00 |
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場所 |
熊本大学黒髪北地区 くすの木会館 (〒860-8555 熊本市中央区黒髪2丁目40番1号) (キャンパスマップ 黒髪北地区 19番の建物) |
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対象 |
熊本大学教職員・学生及び一般市民(興味があるかたはどなたでも) |
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観覧料 |
無料 |
お問い合わせ
熊本大学大学院人文社会科学研究部(法)アウトリーチ人権講座 德永達哉
tokuzemi.ku[AT]gmail.com ※ [AT] を @ に書き換えてご使用ください。