令和5年度人文社会系地域連携会議を開催しました。
令和5年8月29日(火)、令和5年度人文社会系地域連携会議を開催しました。
本会議は、本学における地域連携推進の一環として、人文社会系の学生ほか熊本県全域の自治体職員の教育を通じ、地域の更なる発展に寄与するとともに地域が抱える政策課題等の解決に向けた連携及び協議の場とすることを目的として、大学院社会文化科学教育部長(議長)、文学部長、法学部長、熊本市長、熊本県市長会長、熊本県町村会長及び熊本県副知事を委員として、平成27年度から開催されているもので、今回で7回目となります。(今年度の外部委員はすべて代理出席。)
はじめに、文学部附属のセンター及び大学院の新設コースの現状と今後の展開の見通しについて、伊藤文学部長から説明があり、熊本市から、漱石文化の周知・活用に関する取組み、また、熊本県からは「マンガ県くまもと」として、マンガやアニメの力を復興と地域の再生に活かす取組みについて、それぞれ相互協力の要望があり、文学部としても、積極的に協力していくこととしました。
次に、法学部の公務員養成の現状について、大日方法学部長から具体的なデータに基づく報告があり、これを受けて、熊本県市長会及び熊本県町村会から、職員採用の現状と課題について説明あり、相互の現状・課題の共有とその解決に向けた意見交換を行いました。
次に、大学院への社会人受入促進策について、鹿嶋大学院社会文化科学教育部長から説明がありました。本学としては、以前にも増して、遠隔指導等の活用により柔軟な対応が可能となったこと、熊本県及び熊本市からは、大学院修学にかかる制度や処遇面等の問題点について情報共有を行い、その解決に向けた意見交換を行いました。
最後に、地域連携と人材育成、地域のグローバルな課題と人材育成について、意見交換を行いました。出席委員から、自治体職員の人材育成、地域のグローバル化加速に伴う人材育成、また、国際交流における想定外の対応等について、熊本大学の協力を得たいとの意見があり、本学としても、地域のシンクタンクとして気軽に活用いただくなど、地方自治体との連携をさらに強化し、地域とともに進化して行くとして、盛会のうちに終了しました。
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