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縄文時代のゴキブリの卵を発見!

熊本大学文学部 小畑弘己 教授の調査・研究により、宮崎市田野町にある大野原遺跡からおよそ4300年前のゴキブリの卵の圧痕が検出されました。わが国における屋内ゴキブリについては、古代文献にでてくるヤマトゴキブリと思われるものが初出であり、縄文時代の遺跡から発見されたのはおそらくこれが初例だと思われます。

 土器表面にある穴にシリコンゴムを流し込みかたどりするという方法で、縄文時代後期初頭(4300年前)と前葉(4000年前)の土器から1点ずつのゴキブリの卵鞘の圧痕が検出されました。
 現生の屋内ゴキブリの卵鞘と比較するとクロゴキブリによく似ています。クロゴキブリは中国南部起源といわれており、それらが南九州に棲息していたとなると、この頃もしくはそれ以前に船に乗って伝播してきたことになります。ただし、これまで、ゴキブリの人類(考古)遺跡での出土はなく、屋内型のゴキブリの進化に関してはほとんどわかっていませんでした。
 本遺跡からは173点という全国で最も多いコクゾウムシの圧痕も小畑教授らによって検出されており、きわめて定住性の高い集落であったことが、土器圧痕の面からも推定されていました。今回のゴキブリの卵鞘の発見はさらにそれを裏付けるとともに、わが国におけるゴキブリの起源や伝播に関する研究に新たな問題を提起したものといえます。

 詳細な内容については、2月14日福岡市博物館講堂で開催される日本学術振興会科学研究費補助金研究成果公開シンポジウム「いま、アッコンが面白い!-タネ・ムシ圧痕が語る先史・古代の農とくらし-」にて一般に公開される予定です。

日本学術振興会科学研究費補助金研究成果公開シンポジウム
「いま、アッコンが面白い!-タネ・ムシ圧痕が語る先史・古代の農とくらし-」
日 時:平成28年2月14日(日)9:30~16:50
場 所:福岡市博物館講堂(〒814-0001 福岡市早良区百道浜3丁目1-1:アクセス
参加費:無料
主 催:熊本大学文学部小畑研究室
共 催:九州古代種子研究会

【詳細】プレスリリース本文(PDF 1.9MB)

お問い合わせ
文学部歴史学科
担当:小畑 弘己
電話:096-342-2423
e-mail:totori※kumamoto-u.ac.jp
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