熊本大学の半導体教育と半導体分野の将来構想に関する記者発表を実施しました
令和7年6月6日(金)、文部科学省内の文部科学記者会にて、熊本大学の半導体教育と半導体分野の将来構想に関する記者発表を実施しました。
本学は、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出に伴い、県内の半導体人材育成の需要が高まる中、昨年度工学部に「半導体デバイス工学課程」を新設し、今年度には大学院において「半導体・情報数理専攻」を立ち上げるなど、半導体教育体制の強化に注力してまいりました。また、東京大学との連携をはじめとする多様な半導体関連教育にも取り組んでおります。さらに、本学は令和6年度に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」 に採択され、半導体分野に精通した教員の採用や、他大学の分室の設置などを通じて、半導体分野を核とした研究・人材育成の中核拠点としての整備を進めております。
当日は上記内容に関する発表として、小川 久雄学長の挨拶の後、井原敏博工学部長・大学院自然科学教育部長および半導体・デジタル研究教育機構の百瀬健教授(学長特別補佐)から、熊本大学における半導体教育の取り組みについて説明がありました。続いて、富澤一仁理事・副学長より、熊本大学の半導体分野の将来構想について説明を行いました。
また、説明の合間には、台湾からの留学生である大学院自然科学教育部博士前期課程1年の程 識恩さんから、本学への進学理由などについて説明があり、さらに、研究開発戦略本部の青木 伸俊特任教授および半導体・デジタル研究教育機構の若林 秀樹卓越教授から、今後の展望などについて説明がありました。
参加した報道機関からはそれぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。
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