定例学長記者懇談会を開催しました

令和7年5月14日(水)、教育学部 実習工場にて定例学長記者懇談会を開催しました。

 小川 久雄学長の挨拶に続き、令和6年3月に完成した教育学部実習工場の役割・特徴・地域連携、並びに技術教育における木育(木に親しみ、木の良さ、森の大切さを伝える活動)に関する取組について、大学院教育学研究科の田口 浩継教授が説明しました。

 田口教授は、中学校技術科及び工業の免許取得の為の実習における、材料と加工(木工・金工)、エネルギー変換(電気・機械)、情報技術(プログラミング・制御)等の幅広い分野において、最新施設・設備による実習内容の充実への取組みを語りました。そして、レーザー加工機や3Dプリンタ等を設置し、今後重視される情報教育へも対応した施設であることも語りました。また、木育に関しては、講義内で制作している作品の実物を提示しつつ、教育系の学生に対する講義のほか、地域貢献として、木育に係る取り組みを行っていることも紹介しました。

 次に、『腎臓を創る:移植可能な次世代腎臓オルガノイドを目指したグローバルネットワーク』と題し、移植可能な腎臓を創る研究に関する情報や、国際ネットワーク・人材育成について、発生医学研究所の西中村 隆一教授が説明を行いました。

 西中村教授は、移植可能な腎臓を創る研究が発足した背景から、日本人研究者の活躍、現在ではオールジャパン体制に加え、国際的に協力し、「移植可能なヒト腎臓を創る」という目標達成のために、研究を行っていることを語りました。そして、研究室や国の垣根を越えて若手研究者の育成へ取り組んでいるということも紹介しました。

 最後に、熊本大学とマンスフィールド財団との連携活動について研究・グローバル戦略担当・産学連携担当の大谷 順理事・副学長が説明を行いました。

 大谷理事は、本活動の目的は学生・教職員・地域社会に「リーダーシップの醸成」「国際ネットワーク形成」の機会を提供し、新たなアカデミックモデルを確立することであると語り、マンスフィールド財団と熊本大学の連携関係や目的、今後の活動計画についても紹介しました。

 参加した報道機関からはそれぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。懇談会の資料は こちら を参照してください。  

記者懇談会20250514_小川学長.JPG 記者懇談会20250514_田口教授.JPG
小川学長 田口教授
記者懇談会20250514_西中村教授.JPG 記者懇談会20250514_大谷理事.JPG
西中村教授 大谷理事・副学長
記者懇談会20250514_会の様子.JPG 記者懇談会20250514_多目的実習室Ⅱ(STEAM).jpg
会の様子 会場(多目的実習室Ⅱ)

お問い合わせ

総務課 広報戦略室

096-342-3122