定例学長記者懇談会を開催しました
令和7年11月12日(水)、本部棟1階大会議室にて定例学長記者懇談会を開催しました。
小川 久雄学長の挨拶に続き、「脳によるエネルギー代謝制御について」について、大学院生命科学研究部の 戸田 知得 准教授が説明しました。戸田准教授は、脳による代謝制御のメカニズムをテーマに研究を進めており、私たちが食事をとる前、すなわち「食べることを予測した段階」で、脳がすでに血糖値や食欲を調整しているという仕組みに注目し、その神経活動を解明することを目指していると説明しました。本研究は、2024年度「創発的研究支援事業」に採択されるなど、今後の発展が期待される先端的なテーマです。
次に、「セミコン台湾2025 学生交流プログラム」について、大学院自然科学教育部 情報電気工学専攻 修士2年の園田 康太郎さんと、大学院自然科学教育部 半導体・情報数理専攻 修士1年の程 識恩さんが参加報告を行いました。程さんらは半導体産業への関心や理解を深めることを目的とした台湾での企業訪問や展示会の見学、台湾大学生との交流を通し、貴重な経験や多くの学びを得ることができたと話しました。
次に、「第2回九州学生映画祭」について、工学部3年 園川 凌真さん(第2回九州学生映画祭実行委員長)が活動報告を行いました。園川さんは、「九州学生映画祭から羽ばたく未来の商業映画監督を輩出する。」という本映画祭における長期的な目標を話すとともに、今年度の9月に開催された第2回九州学生映画祭では、事前交流会や企業協賛・名義後援、行定 勲 監督のトークショーを実施したことを話しました。
次に、共創学環総合型選抜入試の志願倍率について、教育・学生支援担当理事 水元 豊文 理事が説明を行いました。水元理事は、本入試の志願倍率は実施発表当初の予想を大きく超えるものとなったことを説明すると共に、今後も多くの高校生や保護者へ情報が広がっていくことを願うと話しました。
最後に、物価高騰緊急支援寄附募集キャンペーンについて総務・財務・施設担当理事 黒沼 一郎 理事が説明を行いました。黒沼理事は、昨今の急激な物価高騰という厳しい社会情勢は本学の節減努力を超えており、各種経費の支出増加により、将来の学生のための資源さえも一部切り崩して対応せざるを得ない事態となっているため、今回緊急支援の寄付募集を行うこととしたと話しました。また、11月12日(水)から開始した寄附募集キャンペーンへ多くの方にご参加頂き、より良い教育環境の整備を目指したいと話しました。
参加した報道機関からはそれぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。懇談会の資料は こちら を参照してください。
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| 小川 学長 | 戸田 准教授 |
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| 程さん(左)と園田さん(右) | 上田さん(映画研究部所属)(左)と園川さん(右) |
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| 水元 理事 |
黒沼 理事 |
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| 会の様子 |






