定例学長記者懇談会を開催しました

 令和5913日(水)、本部棟1階大会議室にて定例学長記者懇談会を開催しました。

 小川 久雄学長の挨拶に続き、大学院教育学研究科の八幡 彩子教授、鹿嶋 恵特任教授が「シリコンアイランド九州の中心で外国人材の受入れ・共生を支える教員等養成・研修プログラム」について説明しました。本プロジェクトは、多文化共生の視点から外国にルーツを持つ子どもたちの支援をすることを目的に、本年度パイロット実施します。八幡教授は、プロジェクトの背景や目的、計画などを紹介する中で「本プロジェクトが学校全体や地域全体で、外国人材受け入れに対する理解の促進に繋がって欲しい」と述べました。

 次に、第8回熊本テックプラングランプリで受賞した3名が研究内容に関する説明を行いました。最優秀賞を受賞した喜多 加納子助教は「高精度プロテオミクス技術に基づく革新的医薬品の開発」について発表し、「抗癌剤で起業して熊本から新たな産業を創出したい」との意気込みを語りました。次に優秀賞・みずほ銀行賞を受賞した永芳 友特任助教は、地域医療における病院の負担を軽くするために、自宅で総合病院レベルのヘルスケアを提供するアプリについて紹介しました。アプリでは、尿中に排出される修飾ヌクレオシドを活用し、30分程度で様々な病気が発見できることが期待されます。最後に、優秀賞を受賞した横内 裕二特定事業研究員が、全国2位の出荷量を誇り、海外でも人気の高い熊本のメロンの日持ちをトマトからヒントを得て改善する開発プロセスを説明しました。これにより、農家の収益が大きく改善し、日本の農業を再拡大させる道筋となることが期待されます。

 その後、日本人学生80名、留学生70名が参加する国際交流サークルC3の部長 甲斐美憂さんと、副部長 亀田淳生さんが活動内容等について紹介しました。甲斐さんは今後の活動について「熊大生だけではなく様々な国や大学、熊本に住む外国人に広めたい」と目標を述べました。

 最後に、熊本大学ネーミングライツパートナー募集について説明があり、会は終了しました。参加した報道機関からはそれぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。

懇談会の資料は こちら を参照してください。  

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八幡教授

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鹿嶋特任教授

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永芳特任助教

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喜多助教

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横内特定事業研究員

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左から亀田さん、甲斐さん

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