定例学長記者懇談会を開催しました

 熊本大学では、令和5年5月10日(水)、本部棟1階大会議室にて「定例学長記者懇談会」を開催しました。
    はじめに、小川久雄学長から挨拶がありました。続けて、「令和5年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究支援賞」を受賞した生命科学系技術室の土山修治技術専門職員から「動物実験情報のデジタル化による効率的研究遂行への貢献」について説明がありました。今回の研究支援賞受賞は熊本大学技術部では初であり、土山技術専門職員が開発したデータシステムを利用して、研究に使われるマウスバンクに保存されている膨大な情報を共有し合う仕組みについて報告がありました。

 次に、教育学研究科特別支援教育講座の菊池哲平教授から「R4年度くまだいSDGs研究推進事業採択研究」の成果報告がありました。菊池教授は、高崎文子准教授(人文・社会科学研究部心理学講座)、中迫由実准教授(教育学研究科家庭科教育講座 )と共同で、「多様性を包摂する「未来の学校」プロジェクト」に取組み、特別支援教育(菊池教授)、住居学(中迫准教授)、発達心理学(高崎准教授)というそれぞれの視点を活かし、子どもたちが立場の違いを乗り越え、他者と協働する体験を培い、持続可能な社会の構成員へと育成できるような学校を目指して基礎的研究を行いました。菊池教授は、「基礎的研究で得られた知見を発信し、これからの教育施策に反映させたい」と語りました。
参加した報道機関からは多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。

懇談会の資料は こちら を参照してください。

    230510-4jpg        230510-2.jpg
        司会の宮尾理事         データシステムについて説明を行う土山技術専門職員                  
    230510-3.jpg        230510-1.jpg
「未来の学校」プロジェクトについて報告する菊池教授         会の様子

お問い合わせ

総務課 広報戦略室

096-342-3122