学生が主役になって、楽しい大学にしたい

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熊大を明るく楽しく活性化

image_001.jpg 熊大の主役は自分たち学生、だから熊大を元気に楽しく活性化させるのも、自分たち次第―。そんな信念の下、学内でスポーツ大会や勉強会などのイベントを開催したり、熊大生にスポットを当てた雑誌を制作したり、さまざまな活動に取り組んでいるサークルが「KumAnd(クマンド)」です。代表の理学部理学科3年・小原 友恵さんは「楽しいこと、やりたいことを自分で企画して、それをみんなで実行するのが私たちの活動」と語ります。
その目的は「人と人をつなぐ」こと。熊本大学には1万人以上の学生・大学院生がいます。その中には、まだお互いを知らないだけで、きっと気が合い仲良くなれる人がいるはず。そんな思いから「KumAnd」は7年前に発足しました。
小原さんは「サークルを立ち上げた先輩は、人と人とをつなげたいという情熱がとても強い方ばかりでした。ウェブサイトで友人の友人を次々と紹介していく連載をしたり、熊大生の住んでいる部屋に直撃取材したり。いろんな企画を通して、こんな素敵で面白い学生が熊大にはたくさんいることを伝えたい、という思いで活動しています」。サークルの名称にも、熊大生(Kuma)を「And」でつなぐという思いが込められています。

学生の“本音”で知りたいことを伝える

image_002.jpg 自分たちも熊大生だからこそ、同じ熊大生の本音がわかります。理学部理学科3年・高石 あすかさんは、大学周辺にある食堂やレストランを取材して、SNSサイト「フェイスブック」上で情報発信する「食熊地図(しょくまっぷ)」という企画を発案しました。実は、昨年ボツになった企画のリベンジ。
「もともとは、在校生向けに毎年発行している雑誌“クマジン”用に提案したのですが、昨年は実現しませんでした。でも、絶対に役立つ情報だから別の方法はないかと考えて、インターネットを活用しようと思ったんです」。

image_003.jpg 紹介するお店の選び方も学生目線。「値段は学生にとって一番大事」「一人暮らしだと栄養が偏るよね」という意見から、「安くて量が多くて栄養がある食事」という基準になりました。
実際に食事をして店員さんにも取材すると、時には店員と何時間も話し込むこともあります。高石さんは、「年齢が離れている食堂のおばさんと仲良くなって、人生とは何か、みたいな深い話になることもあります。自分たちもサークルを通じて、いろいろな人とつながる楽しさがあります」。

自分たちでやるから、楽しい

image_004.jpg 取材に訪れた2012年7月11日は、週1回の企画会議の日。主な議題は、オープンキャンパスで高校生に配布するパンフレットについて。表紙と裏表紙のデザインは新入生が担当しました。表紙担当の教育学部中学美術科1年・菅 恵理子さんは「みんなが手にとって楽しくなるようなデザインを心掛けました。初めてイラスト作成ソフトを使って作ったので、みんなに見せるのはドキドキします」。

image_005.jpg 先輩からは「載せるべき情報はそろっているか」「ちりばめた模様のバランスは整っているか」「ベースの色を変えた方がよいのでは」と厳しいチェックが入ります。工学部情報電気電子工学科3年・古賀 裕規さんからは「高校生向けの雑誌だから、歳が近い1年生の感性を大事にしたい」との意見も。3年生の池田 桃子さんは「いろいろな意見が出るけど、基本的にはアットホームな雰囲気。みんなで支えながら一つのものを作り上げるのが楽しい」とサークルの魅力を語ります。
秋には「紫熊祭」のイベント出展が待っています。どんなイベントで学生をつなげていくか。これからの「KumAnd」の活動から目が離せません。

(2012年8月8日掲載)

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    今年11月に行われる文化祭(紫熊祭)で屋台(現在、企画中)を出します。イベント企画や雑誌の作成に興味のある方、楽しいことが大好きな方、ぜひお越しください!

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マーケティング推進部 広報戦略ユニット
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