外川健一研究室(法学部)

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世の中のあらゆる問題や事象から社会や人とのつながりを考える

社会に関わる幅広いテーマを研究

 02.jpg経済学ゼミですので、簿記・会計や環境問題等を含め、幅広く学習しています。学生は自分の関心のあることを研究テーマに取り上げているので、就職先と関わるものや、ドラマや映画を題材に扱う人もいます。どのテーマでも先行研究から研究・分析方法を学ぶこと、また経済学なので、社会や人間関係とのつながりを考えて研究することを学生に伝えています。
 私の専門は経済地理学ですが、ゼミでは名著と呼ばれる古典作品を読んでディスカッションを行ったりもします。
 古典の読書も卒論研究も一人では大変ですが、仲間とのディスカッションを通じて、楽しく勉強をしていただきたいですね。

研究室の特徴

1.研究テーマが自由
 法律や経済にとどまらず、自分の関心のあることを研究テーマにできます。

2.みんなで学びを深め合うゼミ
 ゼミでは、グループワークを通じて、様々な意見を取り入れ、一人ひとりの学びを深めていきます。先輩の考え方を学べる3年、4年の合同ゼミもあり、通常のゼミとは違う刺激があります。

3.実地で学ぶフィールドワーク
 フィールドワークも多く、コロナ禍前は、毎年水俣でゼミ合宿を実施していました。2020年度は、オンライン上で水俣を訪れ2日間のバーチャル水俣合宿を実施。自宅にいながら「実地で学ぶ」を実現しました。

主な就職先

 公務員、一般企業、進学(会計専門職大学院)

学生から一言!

03.jpg法学部法学科4年
高村 淳さん

—どんな研究を?
 セブンイレブンの経営戦略を研究しています。例えば、セブンイレブンは他のコンビニとは違い、狭い範囲にいくつも店舗を構えている特徴があります。この戦略がもたらす効果で、売上向上につながっているのですが、一方でマイナス面もあることが分かってきました。
 入学する前から経済学を学ぼうとは思っておらず、勉強する中でやりたいことが見つかればいいと思っていました。2年生のときにゼミを受講して、グループワークが楽しかったので、この研究室を選びました。

—研究室の良いところは?
 先輩方との距離が近いところです。3年と4年の合同ゼミが時々開催されるので、研究だけでなく、就職活動や公務員試験についての相談もできます。
 外川先生は、物静かな方に見えるかもしれませんが、おしゃべりで面白い先生です。質問をすると、質問したことだけでなく、関連するいろんなことを教えてくださるので、先生と話すと知識が深められます。

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法学部法学科4年
中野 いつきさん

—どんな研究を?
 市役所などでITをどう活用できるかという研究を行っています。卒業後、システム開発を行う企業に就職するので、このテーマにしました。
 一見理系のようですが、就職予定先は介護サービスなど公共的な分野に関わる仕事をしているので、公共社会の視点を持っているのは、文系の強みだと思っています。そして、この研究室では、法律や経済学以外の社会問題も扱うので、広い視野で問題を見つめる力が身に付けられると思っています。

—研究室を選んだきっかけは?
 2年生のときに受講したゼミです。元々読書が好きだったので、名著を読んでディスカッションする授業が楽しくて、この研究室を選びました。
 外川先生はとても気さくな方で、研究のことだけでなく、単位取得や就職のことなど、なんでも相談に乗ってくださるので、この研究室を選んで良かったと思いました。また、1学年20人ほどの学生がいる大所帯の研究室なので、明るく活発な人が多いところも楽しいですね。

うちの研究室自慢

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水俣病訴訟も含めた辛い体験を患者の方からオンラインでお話を伺うゼミ生(2020年度)

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著名な企業の創業者についてグループで調べた内容を発表する3、4年生の合同ゼミ

(熊大通信83号 (2022Winter)1月発行)

 

お問い合わせ

総務課 広報戦略室

096-342-3119