第1回熊本大学フォトコンテスト受賞作品発表

この度、熊本大学では本学の魅力を伝える作品を募集いたしました。初めての試みでしたが、41の応募作品が寄せられ、その中から最優秀賞1作品、優秀賞2作品、入選3作品を決定いたしました。
受賞作品は、今後本学の広報活動の中で広く活用させていただく予定としています。
作品をご覧いただき、改めて本学の魅力を感じていただければ幸いです。
                                                                                 第1回熊本大学フォトコンテスト審査員長
                                                                                            理事(広報担当) 古島 幹雄

最優秀賞

【タイトル】 Cherries in a Light Rain
【撮影者】 大学院人文社会科学研究部(文学系) 教授 大野 龍浩
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【撮影場所】 文学部棟4階
【作品の説明】 例年にまして見事な咲きっぷりの桜が、こぬか雨の中を歩く女子学生たちとあいまって、美しさを際立たせていました。

【講評】
春の新生活の始まり、季節感を感じる一枚。桜並木のモチーフと道の構成が華やかで美しい。奥には白い校舎が佇み、春雨であろうか大学生が傘をさしてゆったりと歩く様子が、熊大キャンパスの日常の優雅な風景を表現している。日頃見慣れない鳥瞰的独創性のある構図も評価される。

優秀賞

【タイトル】 Fireflies
【撮影者】 自然科学教育部博士前期課程情報電気工学専攻情報工学教育プログラム 2年 BYAMBAA MUNKHTULGA
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【撮影場所】 Kumamoto University Kurokami South Campus riverbank
【作品の説明】 Modern fireflies. People are trying their best even in midnight.

【講評】
白川対岸から見た黒髪地区の夜景。夜空の星と大学のビルの窓の明かり、そして川面に映る光も美しい。静けさの中にも大学の活動を表現している。余白の大きさは光を浮かび上がらせる。上半分の構図の美しさは格別である。

優秀賞

【タイトル】 Happy Thinking
【撮影者】 医学教育部博士課程医学専攻 2年 ISTIAQ ARIF
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【撮影場所】Kurokami  North campus, kumamoto University
【作品の説明】 A foreign student passing her afternoon, thinking about her studies while enjoying a nice environment in the central library premises.

【講評】
午後の太陽を正面に置く逆光構成と、植込みによる遠近表現で、空間を広く感じさせ、中央に照らし出される人物に視点を誘う構図である。しかも前景部分では、光が左方向からも射しており、おそらく、図書館の正面ガラスの反射光の照り返しによる2重光源の撮影となり、複雑な光と影の演出が神秘的でもあり美しい。偶然の射光のタイミングと、人物の自然なポーズの構図取りは、午後の緑に囲まれた図書館前広場の不思議な空間と、学生の有意義な思索の時間を感じさせる表現となり、美的であり、知的である。

入選

【タイトル】 Spring on the Bufugen Ground
【撮影者】 大学院人文社会科学研究部(文学系) 教授 大野龍浩
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【撮影場所】 文法棟屋上
【作品の説明】 キャンパスの桜と遠くの金峰山に見守られながら、武夫原グランドでサッカーの試合をする学生たち。春ののどけさの中に、若いエネルギーを感じました。

【講評】
熊大を代表する武夫原グラウンドを鳥瞰撮影しており、奥行きと伸びやかさを感じる。桜の咲く季節、学生達の活動がいきいきと表現されており、気持ちの高まりを感じさせる。清々しい大学生活の一端を切り取っている。

入選

【タイトル】 WE REALLY LOVE KU
【撮影者】 文学部文学科3年 山崎 伶奈、文学部 1年(日本語研修生) MAUTE THIBAULT SEBASTIEN、文学部 1年(学部特別聴講生) ORTON TYRA ROSE WINTHER、教育学部 1年(学部特別聴講生) YU, JIAXUAN
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【撮影場所】 全学教養棟2E教室
【作品の説明】 この写真は国籍も性別も関係なく、熊本大学が好きな学生が集まって撮りました。体を使って協力して撮ることができました。

【講評】
思わずほほえみがこぼれる一枚。学生が集まり、ポーズを工夫して撮影した様子が目に浮かぶ。国際化が進む本学を表現した作品として評価する。

入選

【タイトル】 自然の大学、自然の学生
【撮影者】 社会文化科学教育部博士前期課程文化学専攻 2年 GANBAATAR ENKHMAGNAI
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【撮影場所】 Student Hall の前

【講評】
雄々しい木々の間を歩く大学生の姿が写しだされ、緑豊かな優雅な風景をつくるキャンパス環境を表現している。秋に撮られた作品で、紅葉した葉の色も、光と影の美しさも素敵である。また、伸びやかな構図のバランスがよい点も評価できる。