使わなくなった教科書を回収・販売、発展途上国の子どもたちの支援へ
大学生と発展途上国の子どもたちをwin-winの関係へ
学生広報スタッフ(以下◆):STUDY FOR TWOで集めた教科書はその後どうなるのですか?井手さん:使わなくなった教科書を寄附していただいた後は、STUDY FOR TWOで保管管理し、次の学年で使いたい大学生に半額以下の値段で販売しています。そしてこの利益の80%を発展途上国の子どもたちへの支援に充てています。
◆:大学生にも教科書を安く買えるというメリットがあるし、発展途上国の子どもたちの支援にもなるし、まさにwin-winの関係なんですね!
井手さん:そうなんです。現在は新型コロナウイルスの影響で対面での呼びかけが行えないので、SNSで情報発信をしています。
◆:教科書の購入や寄附についての具体的な流れを教えてください。
井手さん:購入の際は、
➀STUDY FOR TWO 熊本大学支部アカウントのInstagram 又は TwitterのDMに連絡する
②教科書名や希望する受け取り方法についてのアンケートに回答する
③購入者の希望に応じて、手渡し・郵送・ポスト投函を行う
という流れになっています。
また、新たにオンライン上で教科書を購入できる予約サイトを今年の4月から開設する予定です。
◆:なるほど。SNSで連絡を取る形なんですね。井手さん:教科書の寄附は、学内に回収ボックスを設置する形で受け付けています。今年も1月31日から黒髪北キャンパスの学生会館食堂入口などにボックスを設置しています。
教科書以外の文庫本等も、回収ボックスや、企業の方からの協賛の形で寄附をいただいています。支部員が所定の場所に伺うことも可能ですので、学生以外の方からのご寄附もお待ちしております。
SNSでも教科書販売について発信していますので、「STUDY FOR TWO 熊本大学支部」で検索してみてください!
他大学との繫がり、そして熊本にいながらできる国際協力
◆:活動の魅力はどのようなところにありますか?井手さん:一つは全国に43支部あるSTUDY FOR TWOのメンバーと交流が持てることです。熊本にいながら全国の学生とつながりを持てるので、他の支部の活動を知って新たな視点を得ることができ、活動の幅を広げることができます。
もう一つは、日本にいながら国際協力のボランティア活動ができるところです。発展途上国の子どもたちが抱える、教育格差と経済格差の問題を解決するお手伝いができます。
◆:全国の支部と交流があるのですね!コロナ禍でも交流は図られているのですか?井手さん:もちろんです!現在はウェブ会議システムを使った交流が主となっています。
基本的には月に1回報告会が行われ、活動内容について情報交換を行います。さらに年に2回STUDY FOR TWOの合宿を行っています。現在はコロナ禍なので、オンラインでレクリエーションをしています。
また、Slackというコミュニケーションツールを使ってメンバー間のやり取りをしており、このツールで他の支部のトークルームを閲覧したり、ミーティングを見学したりすることもできます。日ごろからこのような形で頻繁に交流を図っていますので、メンバー同士の仲も良いです。
全国規模でも活動できる、自己成長の場!
井手さん:他大学とのつながりが持てることと挑戦できる場があることですね。コロナ禍でできないことが多い中で、STUDY FOR TWOを通して全国の学生と交流を持っていろいろな考えを聞けるというのは自分の力になっていると思います。
また、なにかやってみたいことがある場合には会議で発言して挑戦できる場があります。例えば、コロナ禍においてSNSで教科書販売を行うことになった際には、予約フォームの作成や情報拡散のためのリツイートキャンペーンなどを企画し実施しました。回収販売をよりスムーズに行うためにみんなで試行錯誤しています。
さらに、熊本大学支部だけではなく、STUDY FOR TWO全体の活動にも関わることができ、チャレンジしたい人は熊本にいながら全国規模の活動にも参加できます。◆:活動への参加方法を教えてください!
井手さん:STUDY FOR TWO 熊本大学支部が運営する、以下のInstagramまたはTwitterから、DMにてご連絡ください。ミーティングを見学してもらうことができます。また、新入生に向けても新歓イベントを企画しSNSで発信していきますのでぜひチェックしてみてくださいね。
文系学部・理系学部関係なくメンバーは募集していますので、国際協力に興味のある方、子どもが好きな方、全国の学生と交流を持ちたい方、などSTUDY FOR TWOの活動に興味を持ってくださった方はぜひご連絡ください。お待ちしています!
■STUDY FOR TWO 熊本大学支部 Instagram Twitter
(2022年3月18日掲載)