「Think Globally & Act Locally」を実践

―グローバルリーダーコース “Foundation Seminar

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研究紹介 ―海外の学生と共に考えるSDGs―

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 熊本大学では、2017年度より文学部、法学部、理学部、工学部の4学部にグロ-バルリ-ダ-コ-ス(以下、GLC)を設置しました。本コ-スは、多様な価値観を受け入れられる豊かな教養と国際感覚、確かな専門性と柔軟性のある創造的な思考力を身につけ、国内外における地域の問題をSDGsの枠組み等を通して理解し、グローバルな視点で考え、果敢に行動できる人=グローバルリーダーを育成します。

 GLCは、グローバル課外教育プログラムとして、「GLC Foundation Seminar」を実施しています。このプログラムでは、クリティカル・シンキング、国際対話力、情報発信力、創造的知性、リーダーシップを培うことを目的としています。複数の政党に分かれて政策討議を行う「模擬国会」や、海外の協定校とのオンライン国際交流学習(COIL)、地域のコミュニティリーダーや各界でグローバルに活躍する方々の特別講演会、問題解決ロールプレイなど、期間ごとにテーマを定め、様々な活動を展開しています。また、テーマには、災害対策や地域貢献、国際協力など、時流に乗った内容を扱っています。

 2.jpg令和3年度には、オンラインを活用して、インドネシアのスラバヤ工科大学と共同のプログラムを実施しました。熊本県荒尾市の”スマートシティ”実現に向けた取組など、ゲストスピーカーによるSociety 5.0SDGsに関する双方の国・地域の取組に関する講演のほか、インドネシアの学生とのプレゼンテーションやディスカッションを通じて、Society 5.0及びSDGs達成に向けて今後国際社会に求められることを学生自身が考え、行動に移す契機となりました。

 このような活動を通し、熊本大学が目指すグローバルリーダー像である「国内外における地域の課題をグローバルな視点で考え、果敢に行動(Think Globally & Act Locally)できる人」の育成をさらに加速させています。

※取組の詳細はこちら→ https://www.c3.kumamoto-u.ac.jp/GLC/

研究者へのインタビュー -SDGsを実現するために-

3.jpg大学教育統括管理運営機構・グローバル教育推進室 QUITAIN ARMANDO TIBIGIN 教授

  • 海外の大学と共同でプログラムを実施することで、学生にはどのような影響がありますか?

 GLC Foundation Seminarでは、令和2年度からSociety 5.0SDGsをテーマに取り上げていますが、令和3年度からは海外の大学とコラボレーションしたプログラムを新たに実施しています。

 海外の大学生やゲストスピーカーとオンラインを活用して英語で会話・ディスカッションをすることで、英語でのコミュニケーション能力や積極性・協調性を高められたことはもちろん、他国の視点・価値観からもSociety 5.0SDGsについて考えることができた、大変重要な機会となりました。

 今後も海外の大学との連携を継続させ、COVID-19が終息した後は、オンラインによる学習・交流と現地でのフィールドワーク等を組み合わせたハイブリッドなプログラムを展開し、学生の学びを更に深めることができればと考えています。

 また、本プロジェクトでは、技術の開発だけでなく社会実装までをミッションとしているため、ライフサイクルアセスメント(LCA)によるライフサイクル全体の環境負荷の評価も求められています。開発から社会実装、さらに持続可能性までを統合的に見据えて研究開発を行うことが求められています。

  • 本活動の総合的な取組により、どのような地球的課題の解決を目指していますか? 

 Society 5.0SDGsの実現は、日本だけでなく世界全体で取り組む必要のある課題です。
 近年は、初等教育や中等教育のうちからSDGsについて考えたことのある学生も多いのですが、環境やエネルギーなどの個別の分野からだけでなく、Globalな視野かつMultidisciplinary(多角的)な視点から課題解決のために学びを深めることができるのは、熊本大学ならではの取組です。GLC Foundation Seminarでは、海外の協定校と連携し、多様な学習プログラムを提供することで、将来より良い世界の実現に貢献できる「国内外における地域の課題をグローバルな視点で考え、果敢に行動(Think Globally & Act Locally)できる人」の育成を目指しています。