令和4年度地域活性化人材育成事業~SPARC~ くまもとの未来を拓くグローバルDX人材育成プロジェクト キックオフシンポジウム を開催しました
令和5年3月28日(火)に、文部科学省令和4年度地域活性化人材育成事業~SPARC~「くまもとの未来を拓くグローバルDX人材育成プロジェクト キックオフシンポジウム ~地域社会と国公私3大学の連携による”くまもと型文理融合DX教育”の構築を目指して~」を熊本大学の工学部百周年記念館(黒髪キャンパス南地区)において、会場、オンラインのハイブリット方式で開催し、全国の中高生や企業・団体等から約300名(うち、会場参加は約100名)の参加がありました。
このシンポジウムは、熊本大学、熊本県立大学、東海大学の国公私立3大学の連携による、地域が今、真に求めるグローバルDX人材・半導体関連人材の輩出を目指す"くまもとの未来を拓くグローバルDX人材育成プロジェクト”の始動を社会に広く周知し、地方自治体や経済団体等の関係機関との連携を深めるとともに、事業の中心となる熊本大学が令和6年度に設置を構想している新しい学部相当の教育組織「情報融合学環」を始めとする各大学で実施する教育プログラムの紹介することを目的として開催したものです。
冒頭、事業責任大学の熊本大学 小川久雄 学長、事業参加大学の熊本県立大学 堤裕昭 学長、事業協力大学の東海大学 木之内均 九州キャンパス長から挨拶があり、各大学から本事業や3大学連携に向けた意気込みが述べられました。
また、来賓としてご来場いただいた文部科学省高等教育局 大学教育・入試課 早川慶 課長補佐、熊本経済同友会 産官学連携委員会委員長 永田 佳子 氏、熊本県工業連合会 代表理事会長 田中 稔彦 氏からご挨拶をいただくとともに、在福岡米国領事館 チュカ・アシーケ 首席領事からは、グローバルに活躍できるDX・半導体人材の育成に期待を寄せるビデオメッセージをいただきました。
挨拶に続いて、本事業の取組概要や3大学連携に向けて令和5年4月3日に設立予定の「一般社団法人熊本地域大学ネットワーク機構」に関する説明が行われました。
さらに、熊本大学、熊本県立大学、東海大学の各大学における特色ある取組について紹介があり、特に中高生の参加者は、熱心にメモを取りながら各大学の説明に聞き入っていました。
プログラムの後半では、「情報融合学環」等の施設から中継を行い、教育内容を体験する企画が行われました。
AI・データサイエンス授業紹介では、熊本大学大学院先端科学研究部 尼崎太樹 教授(情報融合学環専任教員)による、データサイエンスや人工知能(AI)に関する模擬授業や、実際に学生が取り組んでいる実習の様子の紹介があり、学生の生の声を聞くことができる絶好の機会となりました。
また、半導体分野の関係施設紹介では、熊本大学大学院先端科学研究部 鈴木裕巳 特任教授から、令和5年3月中旬に稼働を開始したばかりのクリーンルームにおいて、半導体の仕組みや最新の研究設備、それらを活用した実習の様子等について紹介があり、最先端の研究を身近に感じることができました。
プログラム全体を通じて、SPARC 事業に向けた各参加大学の意気込みや特色ある取組を地域・社会に示すとともに、参加対象であった中高生にとっては、地域が真に求める人材像に対する理解を深め、将来の進路選択の一助となるような大変有意義なシンポジウムとなりました。
参加者へ挨拶をする 熊本大学 小川 久雄 学長
メイン会場(工学部百周年記念館)の様子
AI・データサイエンスの研究室の様子(カメラ中継による紹介)
半導体分野のクリーンルームの様子(カメラ中継による紹介)
お問い合わせ
熊本大学 新教育組織(学士課程)設置準備室
096-342-2031
keiei-senryaku[AT]jimu.kumamoto-u.ac.jp ※ [AT] を @ に書き換えてご使用ください。