5. 地震発生時の基本的対応は知っていますか?【避難を開始する際】
避難する時の注意点
- エレベーターは、使用しない。
- 教職員がリーダーシップを発揮し、体の不自由な方や学生、施設に不慣れな来客者などの避難を優先的に支援する。
- ドアが変形して開かなくなることもあるので、開放して避難する。ただし、火災の場合は、延焼を抑えるため、ドア及び窓は閉める。
- ガラスや看板などの落下物に注意し、頭部を守る。
- 傾いた建物・塀・什器(じゅうき)等、倒壊・転倒のおそれのある物には近づかない。
- 出火時は、姿勢を低くし、ぬれたハンカチやタオルを口と鼻に当て、煙を吸わないようにする。
- いったん外に出たら、再び建物内には戻らない。
情報収集
- 情報は、教職員、テレビ、ラジオ、消防署、行政等の信頼できる筋から収集する。情報収集のためテレビ、パソコン等を使用する際にブレーカーが落ちていた場合は、必ず漏電の可能性がないことを確認した上で、ブレーカーを戻す。
- デマやうわさなど不確実な情報に惑わされないように注意する。
- 各部局長等は、災害対策本部へ適宜、被害状況等について報告を行うとともに、災害対策本部の対応方針を、また、当該部局等の被害状況等を踏まえ、学生に対してその後の行動を指示する。
- 大規模地震の際には、学生及び教職員の安否確認を行う。
教職員に対して
<避難指示の仕方>
- 放送設備があれば使用する。使用できないときは、教職員が各室を回り、大声で連絡する。
- 電話の輻輳(ふくそう)状態(混乱してつながらない状態)の早期沈静化に協力するため、緊急電話以外の電話は、しばらく控える。
(例)
「○○学部3階給湯室から出火です。」
「出火元を避けて、速やかに○○まで避難してください。」
「エレベーターは使用せず、階段を利用してください。」
「責任者(又は課長)は、避難後、速やかに学生・教職員の避難状況の確認を行ってくだ さい。」
<避難状況の確認・報告>
1. 落ち着いて、避難完了者・負傷者・要救助者等の状況について、具体的な数字を踏まえ て、正しくはっきりと知らせる。
(例)
「○○学部○○講義の出席学生○○名、無事避難しました。」
「○○センター職員○○名のうち、負傷者が○名、○○課の職員○名が救助に当たっ ています。残り○名は、無事避難しました。」
「○○センター職員○○名のうち、○名が逃げ遅れ屋上に避難しています。残り○名 は、無事避難しました。」
2. 各部局等の緊急連絡網に基づき、当該部局等の担当事務に報告を行う。
落ち着いて行動し、相互協力して助け合うこと。また、正しい情報を入手すること。
引用