大江遺跡群

【薬学部地区】

遺跡名 大江遺跡群
(熊本市埋蔵文化財地図No.8-93、東西1.8km、南北1.7km)
所在地 薬学部-熊本市大江本町5-1
大江総合運動場-熊本市渡鹿4丁目1-1
地 区 九品寺地区(薬)・大江総合運動場(渡鹿グラウンド)
時 期 縄文時代早期~奈良・平安時代(約6300~1200年前)
立 地 白川河岸の自然堤防周辺、標高13~20m

大江遺跡群は、奈良・平安時代の詫間郡家や渡鹿廃寺などがあった場所と考えられており、熊本市内でも有数の規模をもつ重要な遺跡群です。大江遺跡群では、熊本市教育委員会などによって60ヶ所以上で調査され、8・9世紀代の建物址、道路址、溝址などとともに多くの出土品があります。

熊本大学埋蔵文化財調査室の調査では、渡鹿グラウンド整備に伴う調査(9408・9413調査地点)により、縄文土器や奈良・平安時代の住居址や土器などの遺物が出土しています。

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第2トレンチ遺物出土状況(9413調査地点)

薬学部地区では、まだ大規模な発掘調査が無く遺跡の詳細はわかりませんが、薬学部地区北西部には古代の遺跡が存在していることが確認されています。

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第1トレンチ全景(9413調査地点)

お問い合わせ
埋蔵文化財調査センター
096-342-3832