熊本大学名誉フェローの門岡良昌氏((株)富士通研究所)が文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞

 熊本大学名誉フェローである株式会社富士通研究所の門岡良昌氏(昭和55年熊本大学理学部数学科卒)が、平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰において「科学技術賞」(理解増進部門)を受賞されました。

 門岡氏は、平成18年から富⼠通で大規模スーパーコンピュータ向けのアプリケーションの開発に従事され、平成23年にスーパーコンピュータ「京」が世界一になってからは、青少年や一般の方々に向けて「京」をわかりやすく説明すると同時に、門岡氏自ら開発に携わった、大規模津波の浸水予測や人間の心臓の挙動を「京」を使って再現し、より安心安全な社会を実現する身近な研究を例として紹介することにより、スーパーコンピュータによりどのような未来が拓けるのかを講演してこられました。

 これまで全国各地で36回の講演をされ、特に熊本県内では地域の青少年育成活動や高校、市民講座など19回を実施、聴講者は小中学生から大学生、大学院生、一般の方など6,500人を超えました。

 このような活動により次世代を担う多くの青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心および理解の増進に寄与したことが高く評価され、今回の受賞に至りました。

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(左から)門岡氏と市川聡夫理学部長

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