工学部研究資料館の調査成果説明会を開催しました

 6月29日(土)、熊本大学埋蔵文化財調査センターは、復旧工事に伴う発掘が進められている工学部研究資料館内の調査成果説明会を開催しました。安全上の理由から文化財、建築、土木の専門家に参加対象を限定しましたが、雨の中21名の参加がありました。

 調査では工学部研究資料館建設当時(1908年)の建物基礎等が検出され、コンクリート床改修以前の板床の痕跡が確認されています。調査員は、「考古学的な観察所見からこの煉瓦造建物の建築工程がある程度推定できる」とし、今後の調査研究への展望を述べました。参加者からも県内に所在する近代建築物の類例について助言があるなど、情報を共有するよい機会となりました。

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本調査成果に関するプレスリリース(2019.6.25)[PDF488KB]

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