コロナ禍における熊大生の授業受講状況等を調査

【ポイント】

  • 本学の学部生・大学院生(専攻科・別科生を含む)を対象に、コロナ禍における授業の受講状況等を把握するためのアンケート調査を実施した。
  • 7割以上の学生が授業時間外に行う課題の頻度が2019年度と比べて増加していた。
  • 約6割の学生が遠隔授業による目の疲れや集中力を維持することの難しさを感じていた。

【概要説明】

 熊本大学 大学教育統括管理運営機構では、「前学期の遠隔授業等に関するアンケート調査」を実施しました。この調査は、前学期の授業実施から定期試験及び成績評価に至る一連の学修活動を通じた授業受講の状況を把握することを目的として実施されました。調査対象は、本学の学部生及び大学院生(専攻科・別科生を含む)です。令和2年11月9日から令和3年1月4日にかけて、本学の学習管理システムのアンケート機能を用いたweb形式で調査を行い、学部生1,916人、大学院生136人、専攻科・別科生16人から回答を得ることができ、回収率は学部生25.0%、大学院生6.8%、専攻科・別科生28.6%でした。

調査の結果、明らかとなった主な点は以下のとおりです。

  1. 7割以上の学生が授業時間外に行う課題の頻度が2019年度と比べて増加していました。
  2. 授業の課題(宿題)に平日1日あたり2時間以上費やした学生の割合は55%でした。
  3. 約6割の学生が遠隔授業による目の疲れや集中力を維持することの難しさを感じていました。
  4. 7割以上の学生が時間や場所にとらわれず、自分のペースで学習できることを遠隔授業のメリットと感じていました。
  5. 早期の対面授業開始を希望する学生は2割ほどでした。

 調査結果の詳細については、以下の報告書をご覧ください。

http://hqac.kumamoto-u.ac.jp/news_topics/topics/img/report_FY2020_1H.pdf

 本学では、今回の調査結果を今後の遠隔授業等を実施する上での学修支援体制、授業設計、環境整備及びFD活動の見直し並びにアフターコロナ下での遠隔授業等の在り方の検討資料 (エビデンス)として活用する予定です。また、教員に対しても、同様のアンケート調査を実施しており、後日、改めて調査結果をご報告いたします。

【詳細】プレスリリース本文 (PDF307KB)

お問い合わせ  

熊本大学 学生支援部 教育支援課 教育支援チーム 教務支援担当
電話:096-342-2716
e-mail:gak-senmon※jimu.kumamoto-u.ac.jp

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