大学院自然科学研究科にアフガニスタンからのJICA研修員を受け入れ

熊本大学は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託を受け、2012(平成24)年10月1日-2014(平成 26) 年9月30日の期間、アフガニスタン国研修員を大学院自然科学研究科博士前期課程科学技術分野における国際共同教育プログラム(IJEP: International Joint Education Program for Science and Technology)の学生として受け入れることになりました。

今回、研修員となったバルヤーライ・ユスフィ氏(Mr. Baryalai Yusufy)は、デザブ新都市開発公社(Dehsabz City Development Authority)のCAD技術者です。

アフガニスタンでは、約30年に及ぶ紛争による人材の流出、経済社会インフラの崩壊で、多くの国民がいまだ貧困ライン以下の暮らしを余儀なくされています(注)。

JICAが行う「未来への架け橋・中核人材育成プロジェクト(PEACE)」は、アフガニスタンの農業・農村開発及びインフラ開発を推進する上で重要な役割を担う行政官、大学教員の能力向上のため、わが国の大学院修士課程等での就学の機会を提供するもので、2011年から5年間で最大500名のアフガニスタン人の受け入れが予定されています。

本研修事業を通じ、行政官および大学教員が日本で習得した知識や技術、発想力や応用力などをアフガニスタンで活用することを通じて、行政機能を向上させ、アフガニスタンの復興・開発推進の原動力になることが期待されます。同時に、日本の文化や習慣を理解することによって、研修員が親日家となり、日本とアフガニスタンとの友好関係の強化のために、重要な役割を担うことも期待されます。

(注) 人間開発指数(2010年)は169ヵ国中155位。5歳未満死亡率は世界で最も高く、平均寿命は44歳。