WEBマガジン「KUMADAI NOW」高め合い、支え合って、目標に向かい走り抜けろ!

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熊本大学陸上競技部

夢の舞台への切符を獲得!

第83回九州学生陸上競技対抗選手権大会 発足から65年の歴史を持つ「熊本大学陸上競技部」(以下、陸上部)。今年5月に開催された「第83回九州学生陸上競技対抗選手権大会」で優秀な成績を収め、大学で陸上競技を行う者なら誰もが憧れる夢の舞台、「天皇賜盃第82回日本学生陸上競技対抗選手権」(通称、日本インカレ)への出場権を4種目で手にしました。陸上競技を専門科目とする顧問の中川保敬教授の指導の下、主将の教育学部3年・吉田恭一郎さんを筆頭に現在89人が所属する大所帯の部活動です。
陸上部には、日本一を目指す部員もいれば、自分のベストタイムを超えるために黙々と練習に励む部員もいます。一人一人種目が異なる中で、トレーニングの質や量、大会記録の差が目立つようになったのは、大会から半年ほど前のことでした。「誰もが確実にレベルアップするには、個人の課題や目標を全員で共有するべきではないか」という先輩からの助言を受けて、吉田さんは今年度から月の初めに各ブロック(*)と個人の目標設定や公開を提案。なぜこの練習が必要なのか、何を改善しなければならないのかと、皆で意見を交換するうちに、練習や反省会を行う意味も考え直すことができました。「個々の目指す場所が違うからこそ、目標共有で部の結束を強め、応援し合い、競い高め合える関係を築く必要があったんです」。明確な目標と練習の意義を手にした部員たちは、授業や研究で忙しい中、朝練習や授業の合間に自主練習に励むようになりました。それぞれが自ら考え、意欲的に陸上に取り組む姿勢が生まれたのです。

*ブロック・・・短距離走、長距離走といった各競技種目で作られるチームのこと

仲間の存在が“走ること”の原動力

image_03.jpg 日本インカレへの切符を手にした部員たちの中でも副主将を務める教育学部3年・高瀬怜奈さんは、全日本を舞台に戦う一人です。「大会が続くと、勝つことだけに意識が行きがちで、辛いと感じることもあります。しかし、目標タイムに向かい自分自身と戦う部員の姿を見るたびに、走る楽しさを思い出すことができます」。 ベストタイムを着実に更新し、走ることを純粋に楽しむ仲間たちや、“努力は裏切らない”ことを記録で証明してくれる身近なライバルの存在。“なぜ走るのか、なぜ陸上を続けるのか”と自問自答する時、けがや辛い練習の中でもう陸上を投げ出したいと思った時、頑張ろうと背中を押してくれたのはいつもそばで一生懸命に走り、目標を達成する部員たちの姿でした。
「大会などで練習になかなか参加できない私にできることは、結果を出し、部に勢いをつけること。日本代表選手と同じ舞台で感じたことや学んだことを持ち帰って皆に伝えて行きたい」。目指す目標は違っても誰かが誰かの支えになり、高め合う関係が築かれているからこそ、走り続ける部員たち。“走ること”から得た多くの経験と魅力を一人でも多くの人に感じてもらいたいと、学外でも陸上競技の普及活動を展開しています。

陸上の楽しみを伝えながら、自ら高みを目指す

地域の子どものための陸上教室「ふれあいスポーツ」 陸上部では、週5回の練習や大会出場の傍ら、陸上教室などの地域活動を積極的に行っています。現在約200人の児童が登録する陸上教室クラブ「KURS」では、多くの部員が指導員として活躍中。記録が出た時の喜び、競い合える仲間との出会い、走る楽しさなど、自分たちが感じた思いを子どもたちに実感してもらい、陸上競技を始めるきっかけにしてほしいという熱い思いの下、指導にあたっています。
部員たちにとっては、歩くことや足の動かし方などを基礎に返って考える大事な時間。何よりも子どもたちの目を見張る成長ぶりを見ていると、「自分も頑張ろう!」と、自身のやる気にもつながる大切な活動です。
その他、誰もが参加できる陸上競技会のイベント運営や、各種大会の審判などもこなしています。「普段当たり前のように参加している大会も多くの人の支えがあってこそ。運営や審判の難しさや大変さを経験して、初めて実感できました」と吉田さん。家族や部員をはじめ、多くの人の支えや協力への感謝を身に染みて感じています。
現在、日本インカレに向けて部員総動員で闘志を燃やし練習に励む陸上部。特に男子4×400mリレーは、本戦に出場する4人を決める学内選考会に向けて、自己と向き合い弱点の強化に心血を注ぐ日々です。その他の部員も、出場部員の練習の様子を見て積極的に助言するなど、グラウンドには互いを励まし、鼓舞する声が響きわたっています。熊大陸上部、9月の日本インカレでの活躍が楽しみです!

(2013年7月5日掲載)

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