Webマガジン「Kumadai Now」OBから続く強い絆で、全国大会出場へ![剣道部]

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OBから続く強い絆で、全国大会出場へ![剣道部]

年齢に関係せず、続けられ交流できる剣道の魅力

 「メーン!」という掛け声と共に、「パーン」という竹刀の音が道場に響き渡ります。

 熊本大学剣道部は、熊本大学の前身、第五高等学校の時代からあった、歴史あるサークルです。「今、残っている名簿には昭和24年からの記録が残っているんです。いつから、というのはよくわからないのですが、昭和24年より前から剣道部があったことは間違いないみたいです」と語るのは、剣道部の幹部として主務を務める、工学部マテリアル工学科3年の宮本芳宏さんです。「剣道の魅力は、年齢の異なる方との交流もできる、ということじゃないかと思います。他のスポーツは年齢によってハンデがあったり、クラスが異なったりして、20代と60代が一緒に試合をする、ということはあまりありません。でも、剣道は、いろんな方と一緒に試合ができます。間にブランクがあっても、再開できる。一生やっていけるという楽しみがあると思います」。熊大の剣道部でもOBの方が来て、一緒に練習することが多いそうです。昨年からは、月1回、OBとの稽古会を行うようになりました。「OB会に呼びかけて来ていただいており、毎回10人くらいの方がこられています。試合形式の地稽古では、胸をかりています」。

剣道部

自分たちで考え、高めあえる

 熊大剣道部の部員は現在21名。九州ルーテル学院大学から練習に来ている女子部員も1名います。日曜を除き毎日行われている練習では、その日の練習内容を3年生の幹部が考えて決定しています。宮本さんは「最初に見学に来たときは、練習や指導を監督がやっていないことに戸惑いがあった」といいます。けれど、剣道部での練習を続けて、自分たちが幹部になったとき、今、自分たちに必要なのは何か、現状を見極めながら考えられるようになりました。「自分たちで考えることで、高めあえる練習ができていると思います。今は4年生が引退して、3年生が幹部なのですが、学年があがれば、学業や研究、就活など、みんな忙しくなります。でも、毎日の練習には必ず幹部が一人以上参加するようにしているので、時間のやりくりが大変です。今のキャプテンは医学部で、試験のときはまとまって来られない日もあります。なので、状況報告や、今後の練習についての相談はできるだけ密にするよう心がけています」。ただ、教えてもらうのではなく、自分たちの現状を知り、ステップアップするために何が必要かを考えることで、短時間でも、一人ひとりがレベルアップできる練習ができるよう、心がけているそうです。

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先輩たちの思いを胸に全国を目指す

 熊大剣道部は、長年全国大会に出場する強豪校の一つでした。しかし、3年前、九州大会で破れ、全国大会出場のシード権を失ってしまいます。「自分は1年生で、観客席で試合を見ていました。『全国に行く』という思いでがんばっていた先輩方が負け、涙を流されたのを見て『自分たちは絶対に全国に行かなければ!』と強く思いました。今も、その思いで練習を続けています」。ベスト8に入ればシード権が得られるのですが、前回の九州大会では、ベスト8をかけた試合で、シード校にあたり負けてしまいました。「お前たちの代ではがんばれ」という先輩たちの思いは、部員全員の胸に刻まれています。「授業を受けて、単位を取得して、卒業する、という大学生活のイメージがあると思います。でも、それに加えて『全国に行く』という大きな目標があれば、大学生活全体にもやりがいが生まれてくるじゃないかと思います。大変なことはもちろんたくさんありますが、全国大会出場の夢を叶えようという人と一緒に、がんばっていきたいです!」。

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(2019年3月15日掲載)

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