WEBマガジン「KUMADAI NOW」趣深い日本文化「茶道」に魅了されて…[茶道部]

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四季の移ろいと共に変化する茶道に魅了

image02.jpg 代表的な日本文化の一つでもある茶道。現代の生活ではなじみが薄く、「難しそう」「敷居が高そう」といったイメージがあるかもしれません。しかし、熊大茶道部では和室に笑い声が響き、楽しそうな雰囲気が伝わってきます。「着物の着付けを習っているんですが、まだ上手に着られなくて…」と話すのは部長の文学部2年安部有香さん。普段から着物を着て茶道の練習に臨んでいます。「洋服で練習をすることもあります。でも、お茶会のときには着物でお客さんにお茶をふるまうので、感覚がいつもと変わってしまいます。そこで普段から着物で練習したいと思ったんです」、そのために着付け教室に通っています、と熱心に茶道に取り組む姿勢がうかがえます。
安部さんが茶道を始めたのは、中学生のとき。茶道部に入部したきっかけは「学校でお菓子が食べたかったから(笑)」と恥ずかしそうに答えます。しかし、実際に始めてみると大変だったと続けます。「お手前の作法に慣れるのが大変でした。今でもまだ完璧ではないし、やる度に新しい発見があります」。その後、高校時代は別の部活に入るも、熊大に来て再び茶道部へ入ることを決意。「やっぱり茶道が好き。ずっと続けられる趣味にしたいと思って入部しました」。
安部さんが感じる茶道の魅力は、季節によって道具などが変化するところ。茶碗や釜、柄杓から、茶室の空間を演出する花や掛け軸まで全ての道具などを、四季の移ろいとともに変えていきます。「例えば、夏になるとガラスや平たいお茶碗を使って涼しさを演出するんです」と説明してくれました。茶道を始めてから道端に咲く花で季節を感じるようになった、と続けました。「お茶を飲んだ後にお茶碗を見て楽しむのも好きです」。

普段は和気あいあい、お茶会前は細かい動作までチェック

image03.jpg 茶道部の歴史は長く、山田宗純先生は5代目講師。熊大で10年以上指導をしています。流派は表千家。「小学校や中学校で習ったのは裏千家だったので、立ち方やお茶の点て方などが違って、戸惑った」と話す学生も多いそうです。文学部3年の脇田優希さんもその1人。「今では違いを見つけるのが楽しくなってきました」と話します。
現在の部員は20名ほど。その中に男子学生と留学生が1名ずついます。「留学生の方はとても熱心に取り組んでいるので、入部して3カ月ですが、私たちと同じくらいにまでお手前ができるようになったんですよ」。活動は週に1回。先生の前で1人ひとりお茶を点て、指導してもらいます。安部さんは、「他の人のお手前を見るのも勉強になります。最初のころは、見られながらお茶を点てることに抵抗がありましたが、次第にお茶を点てることだけに集中できるようになりました」と話します。年に数回はお茶会でも披露。「普段自分がどんなことをしているのか、家族や友達に見てもらう機会でもあります。そのため、お茶会の前は活動日以外に自主練習をして、細かいところまで動作をチェックしあいます」。
茶道部の特徴は、「学部・学年を問わず、みんなが仲良しなところ」と安部さん。和室は笑い声が絶えません。「この場を楽しむことも茶道部の醍醐味だと思っています」。また、もう1つの特徴が、途中からの入部が多いこと。安部さんは、「他の部活では4月に入部する人が多いですが、4月過ぎてから『やっぱり気になって』とやって来る人がとても多いです。今、男子部員がもう1人増えそう。留学生の見学も多いです。留学生は反応が新鮮で、私たちも嬉しい」と、安部さんの顔から笑みがこぼれます。しかし、「英語で作法を説明するのはとても難しいので、身振り手振りでなんとか伝えています(笑)」と最後まで笑いが絶えない安部さんでした。 image04.jpg

茶道に魅了され、京都まで修行へ!

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理学部2年の中村綾花さんは、小学生のときクラブ活動で茶道に触れてから「本格的にやりたい」と憧れ続け、大学で茶道部に入部。京都の家元のもとへ修行に行くほど茶道に魅了されています。「先輩で行かれた方がいらっしゃって、自分も行ってみたいと思ったんです」と中村さん。普段から着物で練習したい、と安部さんと脇田さんと3人で着付け教室に行っています。「他の部員も同じように意識を持ってもらえるようになればいいな、と思っています」。
留学生が茶道に興味を持ってくれることは日本人として嬉しいこと。山田先生は、留学生だけでなく日本人の学生にも「茶道を通して日本の文化を知ってほしい。そして、日本人として誇りを持って生きてほしい」と語ります。「国も学年も性別も問わず、たくさんの人に茶道を楽しみにきてほしいです!」と元気な部員も明るく話してくれました。
(2017年3月28日掲載)
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