WEBマガジン「KUMADAI NOW」賢い図書館活用法を、教えます!

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図書館ティーチング・アシスタント

image_02.jpg 熊本大学附属図書館中央館にあるレファレンスデスクでは、休業期を除く月~金曜16:00~19:00の3時間、「図書館ティーチング・アシスタント」(以下、図書館TA)による学修支援サービスが行われています。図書館TAは大学院生6名によって構成されており、学修経験や専門分野を生かした資料活用のアドバイス、文献検索の支援、IT機器サポート、留学生サービスなどを行っています。
2013年10月1日にリニューアルオープンし、知の拠点として、多くの学生たちでにぎわう附属図書館。学生の自発的学修を支援し、“知の創造”をうながす目的で、「アクティブラーニング」の場としての機能を強化。1階に“動”の空間「ラーニングコモンズ」を設置しました。これまでの図書館とは違い、テーブルを囲んで課題に取り組む学生たちや、スカイプで海外とリアルタイムでつながりながらディスカッションする授業など、多目的に利用されています。
「ラーニングコモンズ」内に設置されたレファレンスデスクは、図書館利用者の心強い味方。13:00~16:00の時間帯には、専門分野に対応できる図書館職員が常駐していますが、利用者が増えてくるのは、学生たちの授業が終わる夕方から夜にかけての時間帯。その時間に、図書館TAが常駐することで、利用者へのサービスを向上することが狙いです。
図書館TAの地道な活動が実を結び、利用者の皆さんから「相談がしやすい」「授業で先生に聞けないことも、わかりやすく教えてくれる」という声も聞かれるようになりました。

「論文の検索の仕方がわからない」
「どんな風にレポートをすすめればいいの?」に即対応!

image_03.jpg 図書館TAのメンバーは、文系の大学院生3人と理系の大学院生3人。そのうちの2人ずつが、レファレンスデスクに常駐することで、さまざまな質問に対応できる体制をとっています。「研究室の後輩たちが『論文の検索の仕方がわからない』と言っているのを聞いて、自分の経験が役に立つかもしれないと思い、図書館TAに応募しました」と語るのは、社会文化科学研究科2年・佐藤理恵さん。
また社会文化科学研究科1年・西村沙保里さんは「どんなワードの組み合わせで検索すればいいのか、的確に欲しい文献にたどりつくにはどうしたらいいのか、経験を積まないと難しいものです。そんな学生さんたちのお手伝いをしたいと思って参加しました」と語ります。また工学部機械システム工学専攻2年・松永佳樹さんは「学科でもTAとして実験の手伝いなどをしていて、やりがいを感じていました。図書館TAは、いろんな人と話ができて楽しいですね」と語ります。
大学入学時に図書館の使い方について学ぶ機会はありますが、専門性の高い研究に入る頃になっても、使い方をよく覚えていない学生が多いのが現状。莫大な学術資料の中で、どの本を選んで、どのように取り組んでいけばいいのか途方に暮れる学生に「こんな選択肢があるよ」「ここに焦点を当ててみたらどう?」と、自分の経験を踏まえて直接伝えることができるのが、図書館TAの強みです。
学期末になると、たくさんの学生たちが訪ねてくることから、特に忙しくなると語る図書館TAの皆さん。まずは、学生たちがどのような文献を利用して、どのようなレポートを作成したいのかをヒアリングすることから始めます。さらに「CiNii Articles(サイニーアーティクルズ)」や「Scopus(スコーパス)」など、学術論文検索エンジンの使い方や、他大学にある本の取り寄せ方法、論文の複写の手続きなどについてもわかりやすく教えてくれます。
「お兄さん、お姉さんのような存在である図書館TAは、学生たちの頼れる存在。自分の経験から話してくれるので親しみやすく、学生たちも安心して相談できるようです」と語るのは、図書館利用支援担当・川内野祐子さん。現在も、図書館が主催する「図書館ガイダンス」や「外国語論文検索講座」などで研さんを重ね、さらなるエキスパートを目指しています。「どんな小さなことでもOK!気軽に相談に来てください」と、心強いサポーターたちは、今日も図書館で活躍しています。
(2015年3月31日掲載)
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