現在位置: ホーム お知らせ お知らせ(自然科学系) コケ植物の葉緑体に「壁」を発見!

コケ植物の葉緑体に「壁」を発見!

緑色植物の光合成の場である葉緑体は二重の包膜*1のみで囲まれていると、どの教科書にも書いてありますが、今回、我々はコケ植物を用いて高感度なペプチドグリカン*2検出システムを使い、今まで電子顕微鏡でも観察できなかった、葉緑体を覆うペプチドグリカン「壁」を可視化することに成功しました。コケ植物における葉緑体の「壁」は、葉緑体の形態・分裂機構や光合成物質の輸送に関係するだけでなく、植物の進化にも大きく関わっている可能性があります。
今回の発見は、教科書に載っている今までの一般的な葉緑体構造の記述について、その変更を迫るものです。

 本研究は、文部科学省科学研究費補助金の支援を受けて行われました。本研究成果は、Breakthrough Reports として、科学雑誌「The Plant Cell」オンライン版で、6月20日(月)に公開されました。

【論文名】
Moss Chloroplasts are Surrounded by a Peptidoglycan Wall Containing D-Amino Acids
(コケの葉緑体は、D-アミノ酸を含むペプチドグリカン層に覆われている)

【論文著者・所属】
Takayuki Hiranoa , Koji Tanidokoroa , Yasuhiro Shimizub , 1 , Yutaka Kawarabayasib , c, Toshihisa Ohshimad , Momo Satoa , Shinji Tadanoa, Hayato Ishikawaa, Susumu Takioa , e , Katsuaki Takechia , and Hiroyoshi Takanoa , f , *

aGraduate School of Science and Technology, Kumamoto University, Kumamoto 860-8555, Japan.
bFaculty of Agriculture, Kyushu University, Fukuoka 812-8581, Japan.
cNational Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST), Amagasaki, Hyogo 661-0974, Japan.
dFaculty of Engineering, Osaka Institute of Technology, Asahi-ku, Osaka 535-8585, Japan.
eCenter for Marine Environment Studies, Kumamoto University, Kumamoto 860-8555, Japan.
fInstitute of Pulsed Power Science, Kumamoto University, Kumamoto 860-8555, Japan
1Present addresses: Institute for Protein Research, Osaka University, Yamadaoka, Suita-shi, Osaka 565-0871, Japan.

【詳細】プレスリリース本文(PDF 212KB)
 

お問い合わせ
熊本大学大学院先端科学研究部
パルスパワー科学研究所併任
担当:教授 高野博嘉
電話:096-342-3432
e-mail:takano※kumamoto-u.ac.jp
(迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)
タグ:
ナビゲーション
 
  • Copyright©KumamotoUniversity