農林水産省の「2014年農林水産研究成果10大トピックス」に選定~豚ふん堆肥からのリン回収実証事業、エコアグリと資源循環型事業モデルの構築~

日立造船株式会社(大阪市住之江区、社長兼COO:谷所 敬、以下、日立造船)および国立大学法人宮崎大学(宮崎県宮崎市、学長:菅沼 龍夫、以下、宮崎大学)、地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(大阪府羽曳野市、理事長:大河内 基夫、以下、大阪環農水研)、国立大学法人熊本大学(熊本県熊本市、学長:谷口 功、以下、熊本大学)によるコンソーシアム(代表:日立造船)は、豚ふん堆肥からリンを回収する技術の研究開発および実証事業を共同で行っていますが、このほど、同技術が農林水産省・農林水産技術会議事務局が選定する「2014年農林水産研究成果10大トピックス」の1つに選定されました。

農林水産研究成果10大トピックスは、農林水産技術会議事務局が、毎年1月から12月までに新聞などで取り上げられた、民間・大学・公立試験研究機関および独立行政法人研究機関の農林水産研究成果のうち、内容に優れるとともに社会的関心が高いと考えられる成果10課題を農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌、29社加盟)の協力を得て選定するものです。
当コンソーシアムは、農林水産省の「平成25年度農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業」において「豚ふん中の有用資源を循環利用する事業モデルの構築」をテーマに応募して採択され、宮崎県小林市(肥後 正弘市長)にて実証試験を行ってきました。
今回の10大トピックス選定にあたっては、日立造船の独自技術により、豚ふん堆肥から得られる炭化物が、全量を輸入に頼るリン鉱石の代替として活用できることが高く評価されたものと考えられます。

詳細: プレスリリース本文 (PDF 439KB)

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