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急性心筋梗塞後の心破裂を防ぐ遺伝子を同定-“長寿遺伝子”サーチュインの新たなる側面-

 熊本大学大学院 生命科学研究部 循環器内科学(小川久雄 教授)の荒木智 特任助教、泉家康宏 助教らは、長寿遺伝子として知られるサーチュインのひとつSirt7に心筋梗塞後の心破裂を防ぐ作用があることを、遺伝子改変動物を用いた基礎的研究によって明らかにしました。
 サーチュインは老化を防ぐ遺伝子として発見され、哺乳類ではSirt1からSirt7まであることが知られています。Sirt7は最も新しく発見されたサーチュインで、がんやメタボリックシンドロームの進行に重要な役割を果たすことが知られています。しかしながら、これまでSirt7の心臓における役割は全く不明でした。
 傷の治りが悪くなるのは老化現象の一つです。心筋梗塞後の傷の治りも、高齢者では、よくありません。心臓でのSirt7は加齢とともに減少してくるため、Sirt7の活性を上昇させる薬剤を使用すれば心筋梗塞後の心破裂を予防できる可能性があります。さらにそういった薬剤は、動脈硬化など他の老化に伴い出現する疾患に対しても効果を発揮することが期待されます。
 本研究は熊本大学大学院 生命科学研究部 循環器内科学 泉家康宏 助教、荒木智 特任助教らが、主に文部科学省科学研究費補助金の支援を受けて、国内・国外施設との共同研究で行いました。
 本研究成果は「Circulation」オンライン版に7月22日(水)に掲載されました。
(URL:http://circ.ahajournals.org/content/early/2015/07/22
/CIRCULATIONAHA.114.014821.full.pdf+html

 

【論文名】
Sirt7 Contributes to Myocardial Tissue Repair by Maintaining TGF-βSignaling Pathway

【著者名(*責任著者)】
Satoshi Araki, Yasuhiro Izumiya*, Taku Rokutanda, Alessandro Ianni, Shinsuke Hanatani, Yuichi Kimura, Yoshiro Onoue, Takafumi Senokuchi, Tatsuya Yoshizawa, Osamu Yasuda, Norimichi Koitabashi, Masahiko Kurabayashi, Thomas Braun, Eva Bober, Kazuya Yamagata, Hisao Ogawa

【掲載雑誌】
Circulation

【詳細】プレスリリース本文(PDF 225KB)
 

お問い合わせ
大学院生命科学研究部 循環器内科学
担当:
助教 泉家 康宏 (いずみや やすひろ)
特任助教 荒木 智  (あらき さとし)
電話:096-373-5175
e-mail:izumiya※kumamoto-u.ac.jp
(迷惑メール対策のため@を※に換えています。)

 

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