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悪性腎炎 尿一滴で早期発見 !

 急速進行性糸球体腎炎は、毎年約1,800人が発病する悪性の腎炎です。急速に進行して急性腎不全に陥る病気ですが、これまで簡便で迅速な診断法がなかったため、治療の開始が遅れ、病気の発覚後数週間から数カ月後には人工透析状態になってしまう患者が増加していました。今回我々が開発した尿トロンビン検査法は、数10分以内でこの悪性腎炎の診断することを可能にしました。素早い診断に基づいた早期治療によって患者は腎臓の働きを保持することができます。また、診断に用いる試薬も安価であるため、本検査法は悪性腎炎のスクリーニング検査※1や治療効果の判定にも有用です。
 現在、企業の協力を得て、安価で診断が可能な測定装置を製作中であり、これが実現すると、病院の外来での尿検査に組み込み、多くの悪性腎炎患者を安価で簡単に早期発見出来るようになり、人工透析患者の顕著な減少が期待されます。

 この検査法は、分子病理学分野の今村隆寿准教授と仙台社会保険病院北本康則医師との共同で、熊本中央病院の有薗健二医師の協力を得て開発され、その成果は3月5日にPLOS ONEに発表されました。(URL:http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0118704
 
【論文タイトル】
Kitamoto, Y., Arizono, K., Fukui, H., Tomita, K., Kitamura, H., Taguma, Y., & Imamura, T.
Urinary thrombin: A novel marker of glomerular inflammation for the diagnosis of crescentic glomerulonephritis.
PLOS ONE 10(3), e0118704, 2015.

【詳細】プレスリリース本文(PDF 196KB)

お問い合わせ
熊本大学大学院生命科学研究部
分子病理学分野
担当:今村 隆寿
電話:096-373-5306

 

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