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遺伝性脂質異常症の原因タンパク質の糖鎖修飾に関わる新しいメカニズムを解明

 熊本大学大学院生命科学研究部(薬学系)・遺伝子機能応用学分野のグループは、遺伝性脂質異常症(シトステロール血症*1)の原因となるタンパク質ABCG5およびABCG8の、新しいかつユニークな糖鎖*2修飾メカニズムを解明することに成功しました。本研究の成果は、英国 Nature Publishing Groupの科学雑誌「Scientific Reports電子版」で3月3日(英国時間)に公開されました。
 本成果は、遺伝性脂質異常症や脂質過剰症の発症に関わるABCG5およびABCG8タンパク質の細胞内での糖鎖修飾調節機構に翻訳後の調節機構が関与することを明らかにするとともに、世界で初めて、HRD1*3というE3酵素が、従来から知られる酵素活性とは異なるメカニズムで、その糖鎖修飾を抑制することを見出したものです。本成果は、「タンパク質の翻訳後糖鎖修飾」というこれまで余り注目されていないメカニズムが、病態発症を左右する可能性を示すもので、今後、遺伝性脂質異常症や脂質過剰症に伴い発症する動脈硬化症・脳血管疾患・心臓病などの疾患に対する治療的アプローチを提起できることも期待できます。
 この研究は、熊本大学大学院薬学教育部・遺伝子機能応用学分野の首藤剛准教授、鈴木伸悟氏(学術振興会特別研究員)、甲斐広文教授らが行ったもので、主に文部科学省科学研究費補助金(首藤准教授分)、学術振興会特別員補助金(鈴木伸悟氏分)の支援により実施されたものです。

詳細:プレスリリース本文(PDF 247KB)
*1~3の用語解説はプレスリリース本文中に記載

【研究内容に関する問い合わせ先】
熊本大学大学院生命科学研究部(薬学系)
遺伝子機能応用学分野
担当:准教授 首藤 剛
電話:096-371-4407
E-mail:tshuto※gpo.kumamoto-u.ac.jp
(※を@に置き換えてください)

 

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