現在位置: ホーム 研究 研究室探訪 内村圭一研究室(工学部・大学院自然科学研究科)

内村圭一研究室(工学部・大学院自然科学研究科)

研究室探訪
画像処理と最適化技術を駆使し、交通課題を解決

内村圭一研究室
工学部 情報電気電子工学科 映像メディア研究室
大学院自然科学研究科 情報電気電子工学専攻 人間環境情報講座

Lab’s data【内村研究室データ】

  • 内村圭一教授研究テーマ
    ITS・バイオメトリクス(個人認証)

    最適化技術および画像処理を用いて, ITSバイオメトリクス(個人認証)・非破壊検査・マシンビジョンなどが抱える課題を解決するために研究に取りんでいます。

    画像を元に個人認証を行うシステムに画像処理技術が用いられる。表情や姿勢などで、認証率の低下が起きないように、新たな手法による認証法を提案している。
  • メンバー
    内村圭一教授、上瀧剛助教、
    大学院生12人、学部4年生6人、研究員1人
  • OB・OGの進路
    富士通株式会社、株式会社日立製作所、三菱電機株式会社、凸版印刷株式会社、富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社、株式会社再春館製薬所、熊本市役所、崇城大学ほか

画像処理と最適化技術を駆使し、交通課題を解決

 高度道路交通システム(以下、ITS)に必要なデジタル地図の自動作成や最適ルーティング探索について研究を進める内村圭一研究室。ITSとは、高速道路の自動料金収受システムや力ーナビゲーションなどに活用されている技術です。交通渋滞や、燃費の向上、温室化ガスの排出など、自動車交通におけるさまざまな問題を解決するために、情報通信技術を活用しながら、日夜研究を重ねています。
 また、産業用画像処理技術の開発にも取り組む同研究室は、デジタルカメラなどの画像認識性能やスピードを向上させる独自のプログラムを開発。顔認識機能を持つ防犯カメラや、工業用部品の欠損品などを見分ける画像検査システムの性能向上に貢献することが評価され、画像認識分野で国内最大の学会「MIRU(ミル)」において、2012年度の最優秀論文に選ばれました。「人間の目の役割をコンピュータが担い、正確かつスピーディーに画像認識ができるよう、さらに研究を重ねていきたい」と、上瀧剛助教は語ります。

 内村研究室の18人のメンバーは、「最適化研究班」と「画像処理研究班」に分かれ、ITSの構築に向けて研究を重
ねています。「最適化研究班」では、「車両で各地点に荷物を配送する際に、どの車両がどの地点を巡回すれば効率がよいか」などの研究を進める一方、「画像処理研究班」では、撮影画像から道路、標識、路面地物などを高度に抽出する画像認識・処理システムを研究。双方が協働することで、よりよい交通システムの実現を目指します。
 内村教授は「一人一人がテーマに向き合い、“世の中に役に立つ研究を、楽しみながらやる”が、うちの研究室のモットー。例え思うような結果が出なくても、精一杯努力したという体験を将来の自分の糧にしてほしい」と語ります。

Interview:

ダイレクトな手応えに感動!
10年後は、自分に誇れる研究者に

大学院自然科学研究科情報電気電子工学専攻
博士前期課程2年 平野 和弘さん

 学部の時の実験で初めて画像処理を行い、画像に与えた効果が想定通りの結果が得られたことに感動し、この研究に引き込まれました。人間の視覚与える刺激に対する反応をダイレクトに得ることができた、その喜びが今も支えています。
 また、上瀧先生は高校の先輩です。10歳年上の先輩の姿に、10年後の自分の姿を重ねて見ています。尊敬する先輩に支えてもらい、研究を進めることができるのは幸せなことですね。交通違反取り締まりで誤認事例なども起きていますので、カーナビゲーションシステムのデジタル地図をさらに精巧にすることで、そうした事故を防ぐことが、これからの大きな目標です。

 平野さんが手にしているのはオープンキャンパスや「夢科学探検2012」で人気を集めた「くまぽんを描こう」。くまぽんの目・鼻を描いてもらい画像処理による採点を行った。

密着!内村研究室

留学生も交え、最適化研究班と画像処理研究それぞれに協力しながら研究を進める内村研究室におじゃましました。

  • 10:00

    それぞれのペースで研究室を訪ねる。パソコンに向き合い、意見を交換しながら研究スタート。
     
  • 13:00

    修士論文発表を前にリハーサル。先生たちのアドバイスを元にさらにブラッシュアップを図る。


    デジタルデータの地図から道路情報を解析し、精巧な情報を読み取る。効率的な交通アクセスのシステム構築に生かされている。
     
  • 16:00

    「3次元ロボットピッキングシステム」の搬入。画像認識技術で工業用品を認識し、ロボットアームで部品をつまみあげる実験装置。

(熊大通信48号(2013 SPRING)4月1日発行)

 

お問い合わせ
マーケティング推進部 広報戦略ユニット
096-342-3122
ナビゲーション
 
  • Copyright©KumamotoUniversity