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林一郎研究室(法学部)

研究室探訪
生きた国際法を学び国際感覚を身に付ける
林研究室には、林教授(後列右から2人目)をはじめ26人の学生が所属。
世界情勢の流れを受けたアップデートな課題の研究に取り組んでいる

林一郎研究室
【法学部】国際法

世界秩序を保つため、さまざまな国際問題を解決に導く国際法。
林一郎教授の研究室では、見代国際社会が抱える諸問題を解決する国際法や国際紛争の画期的解決法である「紛争転換」などについての研究を進め、国際感覚にたけた優秀な人材を育成しています。

生きた国際法を学び国際感覚を身に付ける

「演習I・II国際法」のゼミで、「海賊問題」につつて発表をした法学部3年の古川さん。「たくさん質問を受けて、勉強不足を痛感しました。さらに知識を深めたいですね」と語る
 
「海賊問題」についてあらゆる視点で質問や議論をする学生たち。ローマ時代の海賊からシーシェパードの間題までさまざまな話題が出た

 同研究室では、環境、領土、人種差別など、現代の国際社会が抱えるさまざまな問題について学生たちが自由にテーマを選び、研究を進めています。この日行われた3・4年による「演習I・II国際法」のゼミでは、3年・古川夏子さんが、「海賊問題」の定義やそれに関わる条約、また現在の日本の海賊問題に対する取り組みなどについて研究発表し、学生たちの間で活発な意見交換がなされました。ゼミの中盤になると、林教授はマンガ「ワンピース」や、ソマリア沖の海賊行為、また人気映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」など、“海賊”をキーワードとするさまざまな事例を取り上げることで、生徒たちの興味や関心を集め、より多角的なものの見方を引き出していきます。

 林教授は「国際法とは、単に書物に書かれた規範ではなく、現代の国際社会や政治の一部です。具体的で生きた国際法を学ぶことで、学生たちに広い知識や視野を身に付けてほしい」と語ります。

 また演習の後半では、「国際法模擬裁判」を行っています。同研究室では2003年より「国際法模擬裁判」に取り組んでおり、授業でも国際法上の架空の紛争に対し、学生たちが法議論(ディベート)を展開し、大学院生も参加しています。学生たちは、文献の精読、事前リサーチ、レジュメの作成、プレゼンテーション、ディスカッションやディベートなど、模擬裁判を通じ総合的な力を身に付けていきます。そのほか、「法学部基礎演習II(2年)」の「模擬国連総会」の授業では、学生たちが各国の代表となり、環境問題や領土問題などの事例についてディベートを行います。「模擬裁判や模擬国連総会では、学生たちの斬新なアイデアに驚かされることがあります。法という狭い分野だけでなく心理学、経済学、物理学などさまざまな知識を駆使して、自由な視点で発言することで、国際法の知識が深まるだけでなく、一つの問題を解決したという達成感を得ているようです」と林教授は語ります。

 毎年アメリカで行われる「国際法模擬裁判」の世界大会に出るのが夢と語る同研究室の皆さん。信頼関係の下で自由に意見を戦わせ、お互いの人間力を高め合う姿が印象的でした。

 
「槙擬国連総会」の授業では、林教授がニューヨークの国連本部で購入したべルが総会開始を告げる   「無類の国連マニア」と語る林教授。「槙擬国連総会」の授業では、国連のネクタイなどの国連グッズを身に付けるのがユニホームなのだとか

(熊大通信41号(2011 SUMMER)7月1日発行)

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