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放射線診断学分野(大学院生命科学研究部)

研究室探訪
世界最先端の画像診断を通してよりよい医療人を育てる
研究室教員全員が「日本医学放射線学会」の専門医。
非常勤教員や他病院の医師も多く、十数人がここで画像診断技術を学んでいます。

放射線診断学分野
【大学院生命科学研究部】

視診、触診に次ぐ“第3の診断方法”といわれる画像診断。エックス線や超音波、CT、MRIなど、なじみのある診断方法も多くありますが、熊本大学の放射線診断学分野では、世界トップレベルの画像診断技術を学んでいます。
がん治療などにも活用される放射線診断学。未来の可能性を秘めた放射線診断学分野の研究室を訪ねました。

世界最先端の画像診断を通してよりよい医療人を育てる

「自分で考えて、工夫できる医療人に育ってほしい」と、学生にエールを贈る山下康行教授

 「レベルの高い診療研究を行うのはもちろんのこと、優秀な医療人を育てることで、次世代への医療貢献を目指します」。そう語る山下康行教授のもと、医療人としての心得や技術を学ぶ「放射線診断学研究室」。取材に訪れた日は、熊本大学附属病院の医師や学生、さらに他病院の医師たちによって毎週開かれる「症例検討会」の真っ最中で、熱心に意見交換かなされていました。さまざまな症例を持ち寄り、医師・学生の区別なく検討を重ねるこの会は、地域医療の質の向上を図りながら研さんを積む貴重な学びの場となっています。

研究室では、さまざまな症例を診断

 放射線診断というと、診察のみを行うイメージがありますが、それだけではありません。同大学は「IVR(アイ・ブイ・アール)」という治療法で、世界トップレベルの症例数を誇ります。 IVRとは、画像を見ながらカテーテルと呼ばれる細い管や針を用いて詰まった血管を広げたり、かんを死滅させたりすることも可能な最先端医療です。
熊本大学医学部附属病院は IVR専門医修練施設に認定されており、学生たちは4年次でIVRを含む画像診断技術を学びます。

 在学中に、内科や外科などさまざまな科で医療技術や知識を高める学生たち。放射線医学に関しては、2年次で放射線基礎医学を、その後画像診断学およびIVR、臨床形態診断学、臨床実習などを学んでいきます。医学部5年生の斉藤浩史さんは「画像診断の難しさを実感しますが、ここでしか勉強できないような先端の医療を学びたい」と語ります。

 世界トップレベルの医療を提供しながら、優れた後進を育成する同研究室。離島を含む県下各病院とオンラインで結ぶことで、「遠隔画像診断」を可能にするなど、地域医療にも貢献しています。これからも、今後の医療をけん引していく志の高い医師たちを輩出していくことでしょう。

 
画像を使った「症例検討会」。他にも最新の論文を読む「抄読会」や、他科とのカンファレンスを定期的に行っている   「PET-CT」や「3T MRI」、「64列マルチスライスCT」などの最先端の装置を多数導入して、高度な画像診断を行っている
※IVR(アイ・ブイ・アール)Interventional Radiologyの略

(熊大通信37号(2010 SUMMER)7月1日発行)

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