環境報告書
eco-act 環境報告書 2012
トップメッセージ
環境モデルエコ・キャンパスの力強い推進に向けて
この夏の九州北部大豪雨は、阿蘇地域や熊本市内に多大な被害をもたらしました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。災害復旧に向けては本学の学生諸君もボランテイアの救援活動に大きな力を発揮していただきました。学長として、学生諸君の活動を大変誇りに思っています。また、関連専門分野の職員の皆様には、今般の自然災害の調査等を通じて、今後の防災・減災に向けた取り組みにも力を注いでいただいています。昨今の自然災害は人々に環境意識の益々の高まりと質の高い対応への要請にも繋がっています。
環境問題は、とりもなおさずエネルギー問題でもあり、Energy, Economy, Environmentの3つのEを一緒に考えながら、叡智を集めて、これらを一体的に解決していくことの重要性が今後益々大きくなります。我が国は、「グリーンイノベーション」による「環境・エネルギー大国」への方向性を掲げています。今後、私達の生活や産業活動の基盤としてのエネルギーをどのように確保しながら、温室効果ガスの総排出量を削減するとともに、エネルギーの高い利用効率を実現する省エネ技術や新エネルギー開発など、環境やエネルギーに関連した我が国の科学技術の強みを活かして世界に冠たる環境モデル先進国へと進化していく道筋を、全ての人々が恊働して確実に実現していかなければなりません。
本学は、地域の環境リーダーとしての役割を自覚して、まず、キャンパスを環境モデルエコ・キャンパスへと変貌させる取り組みを進めてまいりました。これからも社会に誇れる憧れのキャンパスへの進化を力強く着実に進めたいと思います。また、本学は、九州・熊本のイメージや土地柄にもマッチした環境関連産業の積極的な振興のため、環境・エネルギー関連の基盤的な科学・技術研究の推進に貢献したいと思います。
本学では「熊本大学環境方針」を2006年に制定し、2007年から環境方針を審議する環境委員会を稼働させました。さらに、2010年には、これまでの環境委員会を改組・充実した施設・環境委員会を設置し、これを全学的な司令塔とした環境マネジメント体制が運営されています。また、2011年度からは環境監査の実施体制も整えたところです。加えて、キャンパス整備ワーキンググループ(WG)、施設・設備有効活用WG、省エネルギー推進WGなどが、環境安全センターと連携して、全学のエコ・キャンパス化に向けた環境整備にあたっています。昨今の電力問題への対応では、臨時WGを設置する等、社会の変化に対しても迅速に対応してまいりました。
環境マネジメント活動として、特に、学部新入生全員に教養教育としての環境関連科目を提供して、学生諸君と連携した環境整備活動にも取り組んでいます。環境マネジメントとしては、「低炭素スタイル」、「循環型スタイル」、「自然共生スタイル」の3つを基本概念として取り組み、低炭素社会を目指した省エネルギー対策、ゴミの分別の徹底と排出量の削減、水資源の保全や環境汚染物質の管理にも尽力しています。これらの活動や取り組みは、この環境報告書「えこあくと2012」に示されています。報告書の内容表現に工夫を加え、一目で内容が理解いただけるように見やすくなっています。
また、例年、学内で省エネルギー活動標語のコンテストを実施しています。2012年の第5回の標語募集において、500件を超える応募作品の中から、≪児童部門≫では、本学の附属小学校3年生の小川 愛乃さんの「節電は 昔の知恵を 知るチャンス」が、≪生徒部門≫では、本学の附属中学校3年生の井形 公洋さんの「省エネは 私を変える 第一歩」が、また、≪教職員・学生部門≫では、本学職員の横濱 功さんの「省エネは 未来も続く 新資源」という作品が、それぞれの最優秀賞に選ばれ、省エネ意識の涵養と省エネ活動に大いに役立っているところです。
もとより、環境の改善・創造については、それを担う人材の育成が極めて重要です。その意味で、環境マインドを持つ学生の育成と教職員一人ひとりへの環境意識の定着にも力を注いでいるところです。今後とも教職員と学生諸君、さらには地域の皆様とも連携協力しながら、「環境モデルエコ・キャンパス」の実現に向けて尽力してまいります。
2012年9月
国立大学法人 熊本大学
学長 谷口 功
熊本大学環境方針
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基本理念
豊かな緑と清冽な湧水に恵まれた阿蘇と青い豊かなる天草の海に囲まれて立地し、地下水でまかなわれる水など、その自然環境の恩恵に浴してきた熊本大学 は、環境保全と持続可能な循環型社会構築の取組が地域及び全人類の重要課題の一つであるとの認識に立って、本学におけるあらゆる教育・研究活動を展開し、 環境保全に努め、持続可能な社会を切り開く人材を世に送り出すと共に、学生と教職員が協働して環境に配慮した「エコ・キャンパス」の実現と持続的な環境改 善を推進する。 -
基本方針
- 総合大学としての特徴を活かして、環境に関する先進的な教育と環境科学分野の研究を継続的に実施する。
- 教育研究をはじめ本学のあらゆる活動及び運営において、地球温暖化防止策の推進、エネルギー使用における化石燃料依存の削減、廃棄物発生量の削減、化学物質の安全管理、環境汚染の予防、グリーン購入の促進及び資源のリサイクルの向上に努める。
- 環境目標を設定し、教職員、学生、生徒、園児及び熊本大学内で事業活動を営む団体等の職員が一体となり、環境関連の諸法令、諸規制及び学内規定等を遵守すると共に環境保全活動を推進する。
- 環境マネジメントシステムを構築し、環境監査の実施により、システムを定期的に見直し継続的な改善に努める。
- 環境に関わる教育研究の成果を踏まえ、地域社会をはじめとするあらゆる人々に対する啓発・普及活動を積極的に展開する。
えこあくと 2012
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全ページ(PDF 8.9MB)
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表紙(PDF 1.6MB)
目次
トップメッセージ
熊本大学の理念/熊本大学の目的
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第1章 基本情報(PDF 2.89MB)
熊本大学の概要
各サイトの位置と詳細情報
2011年度環境報告の概要 -
第2章 環境マネジメント活動
環境理念/環境方針・環境保全活動の沿革
環境マネジメントのイメージについて
環境マネジメント体制
環境に関する規制の遵守状況/環境保全コスト
2011年度の熊本大学の環境配慮活動
2011年度の施設・環境委員会活動
取組項目と2011年度の活動
部局における環境マネジメントの状況 環境ISOの取得/環境コミュニケーション
教育
みなまた環境塾
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第3章 低炭素スタイル(PDF 2.6MB)
エネルギー投入量/電力
化石燃料 都市ガス/A重油/LPガス/灯油/ガソリン
温室効果ガス/マイカー通勤
エネルギー対策 ハード面の整備/エネルギーを作る/ソフト面の活動
エコ通勤・通学/部局における取組状況
教育/研究
エコ・エネ研究会
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第4章 循環型スタイル(PDF 1.1MB)
廃棄物の分別
事業系一般廃棄物/リサイクル原料/グリーン購入
廃棄物対策
マテリアルバランス
教育/研究/地域貢献
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第5章 自然共生スタイル(PDF 1.9MB)
自然を利用する
環境汚染を防ぐ・化学物質管理/化学物質の処理と把握
自然を手入れする/生物多様性を守る
薬学部附属薬用資源エコフロンティアセンター(薬用植物園)
合津マリンステーション
教育
研究〈拠点形成研究〉
研究/地域貢献
社会的取組
えこあくと2012の第三者意見/ガイドラインとの比較
えこあくと2011に対する意見/編集後記
- eco-act 環境報告書2011(PDF 15.6MB)
- eco-act 環境報告書2010(PDF 25.1MB)
- eco-act 環境報告書2009(PDF 20.7MB)
- eco-act 環境報告書2008(PDF 3.2MB)
- eco-act 環境報告書2007(PDF 5.1MB)
- eco-act 環境報告書2006(PDF 4.5MB)
お問い合わせ
運営基盤管理部 施設企画ユニット 企画担当
096-342-3213


